【タイムマシンにおねがい...！？】

GOB編集部の "キニナル―" を、独断と偏見でお届けする【G-weekly】。
今週の『G』は、"タイムマシンにおねがい...！？"

非現実なことだと分かっていても～
"過去や未来にタイムスリップできたら？"...
そんな風に想像したり会話した経験ある方も多いのではないでしょーか。

本サイトのメインコンテンツである《ボクのヒト》で紹介される〜 "Good,Old-Boy" 達への質問の中にも、『タイムスリップできるなら、どの時代へ、何をする？』とありますが、それぞれの人生の中で培った経験をもとに、もし？を考えるキッカケとして、私的にとても好きな質問でございます ww
"歴史を変えたい！" "人類の文明を見たい！" "現実的でないから答えるのが難しい" などなど...
そのヒトの個性と歩みが少しだけ垣間みれるから。

タイムスリップできるなら？＝《どう生きてきて、どう生きていきたいか？》
瞬時に創造を巡らせ～言葉にする。
.....
まさにその時ッ！
タイムマシンに乗って、過去や未来を行ったり来たりしているのだと思うのです。

身近なところで例えるなら《写真》なんか "過去" 専用タイムマシーン！！
時代の瞬間を切り取り、ボクらをどの時代にも連れていってくれますのでねww

さぁーッ
バック・トゥ・ザ GOB世代ど真ん中の時代へ～
1976年～1983年の東京＆横須賀にタイムスリップ...！？

ふふふ
キニナルだろぉ～（笑）

今回ご紹介するのは、カナダの写真家 "Greg Girard（グレッグ・ジラード）" 氏の写真集『TOKYO-YOKOSUKA 1976-1983』 でございます。

カナダのバンクーバー生まれのグレッグさん。
1973年頃からアジアを中心に写真を撮り始め、80年代半ば初の作品集を出版、その後プロとなり今では世界中の雑誌や新聞で活躍する写真家でして。

1976年～1983年の東京＆横須賀を撮りまとめた写真集なのですが、彼の切り取る東京の色や目線が魅力的なのはもちろん、当時の匂いや背景までも想像させてくれつつ～...アートのように美しく、何処か儚い感じを醸し出す写真を見ていると、どんどん引き込まれていってしまうのです。

ボクはこの写真集を、かれこれ3年くらい探し続けておりまして、、
売っている所をご存じのかた！ぜひお知らせくださいまし <m(__)m>（笑）

東京に初めて降り立った当時の事を～
彼はこう語っております。。

1976年4月に初めて東京に着いたとき、数日滞在して東南アジアに行く予定だった。最初の夜は、空港に荷物を置いてぶらぶらと歩いてみることにした。どこに泊まるかは全く考えていなかった。羽田空港からモノレールで都内に入り、山手線で東京を一周、新宿駅で電車を降りた。そこは、街の中で最も明るく、最も騒がしく、最も混雑した場所に思えた。一晩中、新宿とその近辺を歩き回ったが、朝にはもっとここにいたいと思った。

1976年当時は、初めて東京を訪れる人にとって、東京を知る手がかりは何もなかった。
『ブレードランナー的な...』という言葉もまだなかった。当時は、アジアの都市に未来が到来し、エネルギーに溢れているという概念は知られていなかった。そのため、この街に出会ったときは、スリリングで目を見張るものがあったことを覚えている。　　

― Greg Girard

バブル期に突入する寸前の東京と横須賀。
あらゆるパワーが交差しながら、ひとつの《時代》をむかえる直前。

緊張感と表現するのが正しいのか？？
その時・そのタイミングでの日本のありふれた日常が～
彼にはとてもスリリングで興味深く映ったのだと...ひしひしと伝わる写真の数々。

目の前にあったのに気づかなかったもの。
それを気づかせてくれるという意味で《写真》というタイムマシンに乗って〜
あの時代のあの時へタイムスリップ。

間もなく新年度もスタート。
何かと忙しい毎日でございますが...
それぞれインスピレーションを得た "原点" に立ちかえり〜
自分を見直してみるのも、たまには良いのではッ？

【Greg Girard公式サイト】
【Greg Girard公式Instagram】