第二百五十三話 夜中三時

第二百五十三話 夜中三時


毎週日曜日は『じろうの道草』コラムの日

さて今回は、完全に趣味の話
ちょっとマニアックなので読み流しでお願いします

では今週もまいりましょうか



「図画工作。」

趣味はなんですか?」と聞かれたら、堂々と言えるものはゴルフしかない。
20代の頃はおじさんたちに連れて行ってもらうぐらいで、年に1 度行くか行かないか。それでも気が向いたら練習場にはよく足を運んでいた。途中、ゴルフ雑誌のページやゴルフブランドのカタログを作ったりとなんだかんだ精通はしていたものの、ある日転機が訪れる。

中学生時代の仲間を集めてゴルフコンペをやり始めたから参加しないかというお誘い。40年近く会ってない同窓生たちに会うとか感情が揺れ動かされるし、そもそも協調性がないので参加などしたくない。悩みに悩み、1度だけならと自分を奮い立たせてみる。それからというもの、ここ7年間、この仲間たちと月に何度かコースを回るぐらい本気モードに切り替わる。

ここからがやっと本題。
ずっと使っていたドライバーが壊れてしまい、先日新しいものをメルカリで購入。初めて使ったラウンドで、カバーをしていなかったからか、目に見えるとこ(クラウン部分)に深い傷がついてしまった。構えたときどうしても気になって、なんとかできないか思索を開始。

車の塗装に使うペイントとコーティングスプレー、研磨する紙ヤスリとマスキングテープを購入。いくら傷がついているとはいえ、ピカピカに光った表面をヤスリで削るのは正直、躊躇してしまう。本当にキレイに仕上げられるのか、後戻りができない不安は拭いきれない。ただ気になったままずっと使い続けたら、せっかく新調したクラブを嫌いになってしまいそうで、勇気を出してメスを入れる。

1 度塗ったら乾くまでに30分。6度の塗装に3度のコーティング、塗って乾いて塗って乾いての繰り返し。時計を見たら夜中の3時、あっという間の7時間。自分の好みにマッドにしたり、小さく見えるように工夫したりと、修復作業というよりも小学生の図画工作そのものだった。

仕上がりは納得の出来栄え、すでに愛着が湧いてきている


「まとめ。」

修復がきっかけだったものの、高価なものということに執着せず、自分好みに変えちゃったということがなによりの収穫。勇気を出してヤスリで削る最初の作業はおっかなびっくりだったものの勢いで取り掛かった。

モノとの対話というか遊びというか、そんな時間が貴重で充実したものだった

本人にしかわからない自己満の世界、これは癖になりそうだ
それではまた来週!

    ボクの話

    道草次郎 物書き
    執筆活動を中心に、ディレクションからモノづくりなどにも取り組むマルチプレーヤー。
    本サイト内『じろうの道草』で、コラムも担当する。
    素性は如何に。
    ミスター・アウル
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