第四十四話 スポーツ好き

第四十四話 スポーツ好き


ボクは、スポーツが大好きだ。
実際にプレイする機会は少ないのだが、観ているだけでも十分楽しい。

まったく興味のない人がいるのも承知だが、なぜ故にボクをここまで虜にするのか。好き勝手に想いを綴ってみようという今回の『じろうの道草』。

なにからどう語ろうか、熱くなりすぎないよう気をつけながら始めてみよう。



「PPV。」

野球だけでも、プロ野球に高校野球、メジャーリーグまで広がっていく。
サッカー、ゴルフ、格闘技。テニスにアメフト、フィギュアスケート。夜中にやっている卓球や水泳、スキーやスノボーなどのウインタースポーツまで入れると、もうここには書ききれないほど多種目にわたるスポーツの世界。

最近で熱かったのは『THE MATCH』。
『那須川天心 VS 武尊』の絶対王者ふたりの決戦大会。それだけではない。<K1>と<RISE>他団体の同じ階級のチャンピオンが戦う夢のカードも目白押し。結果がすべての厳しい格闘技の世界ではあるが、いろんなことを乗り越えてふたりが同じリングにあがっている姿にそれだけで涙もの。ちなみに、初めてPPV(ペーパービュー)で観戦してしまった。テレビではやらない放映を今後もPPVで観まくってしまいそうで、うれしいやら心配やら。

よく名前を出してしまう大谷翔平、松山英樹、井上尚弥など、世界の舞台で活躍する日本のスーパースター達。いち外国人という立場ではなく、現地の人たちからも愛されるまでになるなんて、そんな光景を生きている間に見れるとは思ってもみなかった。

ありがたや。



「プロスポーツ。」

メジャースポーツとマイナースポーツ。
ライバルの数に違いはあれど、ものすごい努力と時間を同じように費やしてきたのに、フィールドが違うと所得も知名度も圧倒的な差ができてしまう。昔から思っていたが、なんと格差のあることなのだろう。

そもそも<プロスポーツ>ってなんぞやという話に繋がってきてしまう。
スポーツでお金を稼ぐということは、賞金、年棒、スポンサー、TVやCM出演で稼ぐことができるようになれば、プロ選手として大成功だ。スポーツ選手だからって、ただ競技をしているだけでは誰がお金をくれようか。そのプレーに人が感嘆し、衝撃や感動を生み出してこそファンは増え、知名度が上がりギャランティーに反映されていくのがプロの世界。結果を残すのは言うまでもない。

・ 寡黙で職人的ないぶし銀の選手。これはコレで渋い。
・ ファンを楽しませるエンターテイナー的選手。わかりやすく人気は出ることだろう。
・ とにかく成績や結果を出し続ける選手。力ずくでファンが増えるだろう。

どんなキャラクターだっていい。
ファンがいてこそのプロスポーツ選手。観る人が誰もいないプロスポーツがあったら、なんのためにやっているんだかわからなくなってくる。ただ、選手本人たちは人生をかけて競技に向き合っている。結局のところ、プロスポーツ選手はアンチも含め、ファンがどれだけいるかが価値になり、影響力がすべてを網羅するということなのか。スポンサー企業は、その影響力を利用してどれだけ販売力を上げ、企業イメージをアップさせることができるかなどを見計らう。ここにどれだけ費やされるかが、選手のギャランティーに直結する。

チーム競技か個人競技かで求められるものが違ってくるのも想像できるが、本当に厳しい世界だ。だからこそ、もっとスポーツを盛り上げるためにも、大手企業の皆さま、選手の年棒をもっと上げてあげてくださいな!



「憧れ。」

色気のない話はさておき、ボクにとってスポーツは眩しすぎるのだ。
学生スポーツはまさに青春真っ只中、曇りのない眼で今この瞬間を一生懸命生きている姿におじさんはやられてしまう。プロスポーツには最高峰のプロの技、神がかったプレー、心奪われる真剣勝負に釘付けだ。またプロスポーツ選手は、人を感動させることができる特別な存在。子供には夢を、笑顔を、勇気を与えることのできる憧れの存在。そんな風になりたかった。

スポーツでしか完成しない真剣なストーリーに、いつも感銘を受けている。人を豊かに導き、スポーツだけが世界をひとつにできる唯一だとボクは信じている。子供たちにももっと好きになって貰いたいし、スポーツの偉大さも感じてほしいと心より願っている。

自分も含め、大人たちが変わっていかなきゃだ!



「まとめ。」

どんな立場で言っているのか、本人が一番わかっていない。
ただ間違いないのは、スポーツ選手はカッコイイということ。

数年前、クリスティアーノ・ロナウド来日の際の出来事。
日本人の男の子がロナウドに質問しようと、つたないスペイン語で一生懸命伝えようとしていた。それを笑う記者たち。ロナウドの口から出た言葉に、こういう人間でありたいと心底思ったのを覚えている。その映像があったので、リンクを貼っておこう。

人の動画で〆るのもどうかと思うが、ロナウドさまにおまかせしよう。
なんせ、プロスポーツ選手のスーパースターですから。

ボクの話

道草次郎 物書き
執筆活動を中心に、ディレクションからモノづくりなどにも取り組むマルチプレーヤー。
本サイト内『じろうの道草』で、コラムも担当する。
素性は如何に。
ミスター・アウル
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