第四十一話 ひとり遊び

第四十一話 ひとり遊び


天候は不安定だけど、湿気が少なくカラッと晴れて、1年の中でもほんの一瞬の気持ちイイこの季節。

そろそろ恒例の”ひとり遊び”日和だと、思い立ったがコラムも書かなきゃいけない。だったら先に予告先発してから、後日にあらためようと思い立ったのが3分前。

今週は、ひとり好きなボクがこの時期することを綴ってみよう。



「うれしいニュース。」

先週のコラム<藤井聡太くん おめでとう>に続き、いつもうれしいニュースを運んでくれるのが、メジャーリーガー エンゼルスの大谷翔平選手。打者と投手の夢の二刀流を、メジャーリーグで現実なものにしている野球界のスーパースター。本場でも大人気というのだから、それはそれは日本人として誇らしいことだ。ダルビッシュ有、菊池雄星、鈴木誠也、筒香嘉智など、日本を代表する最高の選手たちが日々活躍しているニュースを目にすると、元気をもらえるし応援もしたくなる。

日本の野球界に目を向けると、今年のニュースはなんと言っても”BIGBOSS”。成績はまだついてきてはいないが、若手中心のメンバー構成で、若い選手を指導し、今後の躍進を担っている新庄監督の手腕をしばらく見ていたいと思わせてくれる。

なぜ野球の話ばかりするか、察しのいい人はもうしばらくお待ちあれ。



「大好きな神宮。」

神宮といっても、明治神宮のことではない。
ここでの神宮は、ヤクルトスワローズの本拠地<神宮球場>のことである。

青山にほど近い大都会のど真ん中で、野球が行われているということ自体が摩訶不思議。ナイターの照明に照らされた人工芝は、眩しいぐらい鮮やかに輝く緑色。観客席には何万の人が集まり、都会ではなかなかない広い空には、大きな満月が顔を出す。夜風の気持ちいい解放感溢れるこの場所は、東京の穴場中の穴場。ヤクルトファンには申し訳ないが、ちょっとだけ合流させてもらっていいっすか。

てな具合に、とにかく<神宮球場>は非現実的な最高の場所。



「サプライズ。」

チケット売り場で、座席を選択。
もちろん指定席ではなく、外野の自由席一択。野球場で一番活気のあるのが外野席。大きな旗を振り回し、トランペットで応援歌を吹き、選手やファンを盛り上げる。神宮球場名物『ウインナー盛り合わせ』とビール片手にひとり居酒屋状態。ひとりだから席はどこかしら見つかるし、あえて一番上の手すりのとこで立ち飲みするのもまたよし。野球は景色の一部となり、一回に1杯づつビールを飲むと四回ぐらいで酔っぱらい完成。

この気持ちの良い場所には、サプライズも用意されていることも伝えねばならない。
ホームのヤクルトスワローズ攻撃の五回裏が終わり、攻守の入れ替えのときにイベントが開催される。アタマのすぐ後ろから、300発もの花火が打ち上がるのだ。光と音とお酒のコンビネーション。最高だ。この花火とともに、ボクの神宮球場も終焉を迎える。

せっかく飲んだのに、酔い覚ましに歩いて帰るのはなぜだろう。



「まとめ。」

やっと神宮シーズンがやってきた。
プロ野球をやっているのが、だいたい4月から9月。その中で、神宮開催のホーム試合がいくつあることか。自分のスケジュールやなんやかんだで、結局行けたとしても1、2回がいいところ。大抵、仕事で行き詰まった時やモヤモヤしたタイミングで行くことが多いというのがたまに傷。純粋に楽しみに行けばいいのに、なかなかそうしないのが”あまのじゃく”たる所以。

コロナの影響もあってここ数年足を運べなかったから、今年こそは気晴らしに神宮球場へ。
ゴー・ゴー・スワローズ!


追記
ちなみにボクは、小さいころからジャイアンツファン。でも最近は、チームというよりいち選手を応援するようになっているので、プロ野球全部が好きなのだ。

ボクの話

道草次郎 物書き
執筆活動を中心に、ディレクションからモノづくりなどにも取り組むマルチプレーヤー。
本サイト内『じろうの道草』で、コラムも担当する。
素性は如何に。
ミスター・アウル
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