【 他人のおしゃべり 。 】
あれはハタチのとき。
『今日UFOが来るらしいぜ。』
3人組の子供とすれ違った瞬間、
僕の友達はそう言った。
こいつ天才だ。
きっとあの3人組の少年少女はその日、
UFOの話題で持ちきりだったことでしょう。
少しの恐怖を与えてしまったかもしれないけど、
ほどよいワクワクの笑えるイタズラでした。
少年に限らず、
知らない人の会話って信じやすい傾向にあると思う。
ライブ感のある偶然仕入れた情報は、
どこかリアルなんでしょう。
かくいう僕も、
先日のタイフェスのパートンコーの列で新情報を得ました。
前に並んでいたどちらかというとインドアっぽい2人組の彼ら。
いわく1人はタイ料理を食べ尽くしたらしい。
『みんな知らないけど、
亀裂が入る前に食べた方がうまいのよねー、ドリアン。』
どうでもいい。
すごくどうでもいい。
そもそも亀裂が入ってから食べるものってことも知らなかったけど。
いつかドリアンを口にすることがあるなら、
亀裂が入る前に食べようと思ってしまいました。
あのときのUFOよろしくウソだったらどうしよう。
さておき、令和の少年少女はリテラシー高いだろうから、
きっとUFOの話は信じない。
いや、
国防総省の情報公開で逆に信じるか。
『タコって宇宙人らしいよ。』
今度タコが釣れたらそう言おう。
キッズに夢を与えるのは、大人の役目なのだ。

UFOをとらえることはできなかった。