第二十一話 わたしのおじさん

第二十一話 わたしのおじさん


このタイトルを見てピンときた人はかなりの通であろうと予想できる。

GOBとしては気になる『わたしのおじさん』とは、2018年に放映された韓国ドラマのタイトル。年末年始にイッキ見したこのドラマについて、ネタバレしない程度に経緯も含め話をしていこう。



「きっかけ。」

このコラムに度々登場するうちの総務の女性スタッフが、最近韓国ドラマにハマっていて週末観まくっていると話をしていた。そこでオススメしてくれたのが『わたしのおじさん』というドラマ。

話は聞いていたもののなんとなく1ヶ月が過ぎ去ろうとしていた年末の忘年会。GOBのサイトをやっているからこそ素敵なおじさん像を知っとくべきという熱いメッセージをもらい、年末年始に観ることになった。口コミにも書いてあったのだが、最初の3話まで乗り切ればそこからは止まらなくなるのでそこまで我慢してくださいとの抜かりない注意事項も伝えられる。

ボクの取り扱いをよくご存知のようで、その言葉を踏まえた上でアマプラで『わたしのおじさん』と検索をかける。



わたしのおじさん。

このドラマは、なにはともあれ主役のふたりイ・ソンギュンと IU(アイユー/イ・ジウン)の圧倒的な演技力に魅了される。

イ・ソンギュン演じるドンフンは、建設会社で働く40代の部長役。会社での理不尽や家族とのすれ違いのなか同僚を思い家族を思う人間性は、我慢強くて真っ直ぐで哀愁漂う魅力的な男性。対してIUは、多額な借金を抱えていることや孤独な人生を歩んできたこともあり、複雑な環境で必死に生きる人間不信のジアンを演じる。

これだけ聞くと重そうでしょ!?
3話までだから、そこまでは我慢して!(受け売り)

とはいえこれ以上は永遠にストーリーを書いてしまいそうなのでここらでストップ。ただこれだけは言いたい。ドラマ内で、21歳のジアンが45歳のドンフンに言うセリフで「まるで死刑囚の模範囚みたい。」というのがある。死刑囚なのに模範囚。どんなに真面目に生きたとしても、心はいつも不安と失望に覆われて決して満たされることはない。そんな意味合いをこんなセリフで表現するなんて。考えさせられる。

このドラマは当初話題作であったもののそこまで視聴率が高くなかったようだが、回を重ねるごとに話題が話題を呼んで大ヒットドラマに。こういう後のびパターンって本当に良い作品にみられる傾向。また韓国の国民的歌手であり女優もこなす IUは、この難しい役柄を演じたことで女優としても高い評価を受けたきっかけのドラマ。

GOBとしては、ドンフンのような大人の魅力溢れる男性を勝手にイメージキャラクターに任命。お願いだから、観てみて。



「韓国ドラマ。」

BTSやSEVENTEEN、TWICEやBLACKPINKなどアーティストの活躍もあり、世界的にも続いている韓国ブーム。

映画/ドラマ/音楽/ダンス、どれをとってもクオリティーの高さに驚愕する。国がエンターテイメントを事業として支援しているぐらいだから、競争率が激しいなか出てくるアーティストはみんなスゴすぎ。悲しいけど我が国の完敗。

韓国ドラマと聞いて、きっと食わず嫌いな人も多いのではなかろうか。ホント観たらビックリするから。吸い込まれるように感情移入してしまう演技も脚本も素晴らしくて、どんな脇役でもしっかりした役者さんばかり。現実的でドラマティックな大胆なストーリー展開も、同じアジア人だからこそ入り込める世界観のものが多い。

副主宰も観たようで、おじさんふたりで『わたしのおじさん』ロスになっている。



「まとめ。」

U-NEXTのCM>で、「見放題作品ナンバーワン。22万本の作品が観れて毎日1本づつ観ても600年もつ。」というのがある。

まさにこのCMどおり、人生すべてを費やしても全部観ることなんてできるものではない。これは映画やドラマだけの話だけでなくモノゴトすべてにおいて言えること。

ボクは人が薦めてくれたものは率先して受け入れるようにしている。その人がなんかしら感動する要素があるからお薦めしてくれてるわけで、こうやって人の手を借りて厳選していかないとなかなか良いものに巡り会えない。とにかくキッカケがほしいし、ボクもキッカケになりたい。

感動が心豊かにしてくれると、中二病のようなことを信じてやまない道草次郎をよろしくどうぞ。



追記)
韓国ドラマでお薦めあったら、こちらまでお願いします!


ボクの話

道草次郎 物書き
執筆活動を中心に、ディレクションからモノづくりなどにも取り組むマルチプレーヤー。
本サイト内『じろうの道草』で、コラムも担当する。
素性は如何に。
ミスター・アウル
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