第百話 祝100回
『じろうの道草』、今回で100回を迎える。
毎週1話、コラムを書くことが習慣になるまでかなりの時間が掛かった。題材を何にしようか悩むことが毎日の時間を繊細に、アンテナを巡らせて生活することができた。これもコラムを続けることから生まれた副産物。
せっかくの節目ということもあり、いままでの99話の中から印象深い話を抜粋して振り返ってみたいと思う。
お時間あるとき、暇つぶしで読み返していただけると幸いです。
それではどうぞ。
「フリカエリ。」
記念すべき第一話『はかどってしかたがない』
作業をするときにクラシックを流しながらするとなぜか集中できるという話。いまだに実践しているこの方法、試してくれた人いるかしら。
第三話『ペヤング ソース焼きそば』
コラムを始めようと思ったきっかけの題材。昔から慣れ親しんだこの焼きそばについて、ボクなりにどうしても語りたかったという想いから『じろうの道草』が始まった。
第五話『黄昏、すーさん!』
第三十一話『パン子とポン子、ありがとう』
いまはもういない、うちで飼ってたクワガタと2匹のグッピーの動物シリーズ。息子が可愛がっていたこともあり、彼にとって初めての別れを経験したお話。
第六話『いま、なにやってんだろう? 其の壱』
記憶の奥の奥から引っ張り出してきた。25年前に偶然知り合った一瞬の出会いを思い出し、誰にも話したことのないエピソードを文章に残すことができた。
第十一話『ボクの町が、消えた!』
これはボクの中で衝撃的な1日だった。生まれ育った町がまったく知らない場所になっていたことに、戸惑い、驚き、困惑した。
第四十六話『大事なのはクセ』
ラーメン屋さんを例えにどんなこともクセが個性になるという、いつも自身にも問いかけていること。特にいまの時代には必要なのかもしれないという話。
第五十九話『ありがとう』
これは入れておかなければ怒られそう。人生の中で一番の出来事。父との思い出日記になってしまった。まだ親がご健在な方いらっしゃったら、これを読んでたまには親孝行してみてはいかがでしょうか。
第六十三話『銭湯』
いまでも週一回は行っている銭湯。流行りのサウナとかではなく、大きな湯船で足を伸ばせる方のやつ。昔ながらの銭湯がなくなったら本当に困ってしまう切実な気持ちを綴っている。
第七十話『ファンシーショップ』
これは単純に書いてて楽しかった!懐かしすぎるキャラクターから思い出が蘇る瞬間のなんとも言えない高揚感。純粋だった時の自分に陶酔してしまった。
第八十七話『もりたろう』
こちらも外すことができない大切な出会い。ほんの30分のひとときだったけど、決して忘れることはないだろう。”もりたろう”にもう一度会いたいなー
とまあ、印象深いと言ったらこんなものでしょうか。
「まとめ。」
こうして見返してみると、いろんな人に、モノに、思い出に、刺激を受けて生きているのだなと改めて実感する。楽しいことも悲しいことも、嬉しいことも切ないことも、大なり小なり全部ひっくるまっているのが人生。だからおもしろいと思うようにしている。
この100回記念に大好きな映画の話にしようと、宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』について綴ろうと思った。がしかし、あまりにも書きたいことが多すぎて永遠に終わらなそうだったので、総集編のようなカタチにしてしまった。
『どんな時代になれど、大事なものは大事。』
そんなことをはっきり思えるようなキッカケになりたい『じろうの道草』。
今後とも末長く、お付き合いくださいませ。
それではまた来週。