第六十六話 ワールドカップ

第六十六話 ワールドカップ


ワールドカップがついに始まった!
ドイツに2-1で見事勝利。
ドイツが強すぎてまったく期待していなかった分、喜びもひとしお。

せっかくだから、タイムリーなカタールワールドカップの話をしよう。
試合もさることながらフィールド外の話題も盛り込んで。

それではどうぞ。



「ドイツ戦。」

待ちに待ったワールドカップ。
コロナの影響もなんのその、サッカーを愛する世界中の人の熱さに延期などできるわけがない。誤審で殺人事件が起こるぐらいだから、サッカーフリークは命懸けと言っても過言ではないだろう。

さてさて、みなさまドイツ戦は観戦されましたでしょうか!
前半は、圧倒的に押し込まれ何もさせて貰えない厳しい内容。ドイツ相手に優位に試合を運べないまでも、世界トップリーグで活躍する日本人選手も数多くいる代表チーム。なんとかなると思っていたが日本代表のボール支配率はなんと22%。守り続けた45分、PKで失った1点のみで前半を終えた。

オランダ~イングランド~イタリア~ドイツと渡り歩いてきた新キャプテン吉田麻也。吉田選手は、森保監督と若い選手の間に入り、4年半ずっと話をしてきたそうだ。システムであり、戦術であり、試合の組み立てであり、さまざまなシチュエーションに合わせて具体的にしていくことで、監督と選手間に信頼関係を築きあげた。その言葉どおり「0-1で折り返せば、ハーフタイムにベンチの指示で何かを変えられると思っていた。」と選手が語っていた。

後半初めからシステム変更。
前半の対応策として『3-4-2-1』の中盤を重視したシステムが組まれた。中盤を支配することで攻撃に転じる目論みが見事にハマりまくった。誰が誰を抑えるかをはっきりさせたことで流れを手繰り寄せると、途中交代の選手たちが次第にドイツを押し込んでいく。堂安律(SCフライブルグ)が同点ゴール。続けて、浅野拓磨(VfLボーフム)がひとり抜け出し逆転ゴール。ドイツのブンデスリーグで活躍するふたりが得点するという、ドラマティックな逆転勝利。

ここでもうひとつ。
日本の代表チームは国内組と欧州組に分かれ、メンバーが全員揃うのは試合2日前ということがざらにある。欧州組は行ったり来たりでコンディションにも多大な影響を受け、チーム作りは想像以上に困難だという。それでもワールドカップで結果を出すには、選手たちが主体的に考え意見を発信しピッチ内での対応力を身につけること。これこそが森保監督が取り組んできたことだった。ほとんどの選手が欧州でプレーしているほどレベルが上がっている日本代表。各国のクラブチームで世界レベルのプレーを経験している。監督から与えられるのではなく自分たちで考えて行動できる集団を作るという、彼らを活かした森保監督のチーム作り。監督と選手との信頼関係がなければただの理想論でしかないような話だが、しっかり選手たちが受け止め結果を出したドイツ戦。

森保さんが提示してくれて、あとは選手が対応してやるだけだったんで。」とシュトゥットガルト(ドイツ)でキャプテンを務める遠藤航が試合後こう振り返っている。サッカーにおいての監督って試合中の指示はもちろん、ここに辿り着くまでの過程も問われるとても重要なポジション。どんなスポーツもそうなのかもしれないけど、特にサッカーは監督の意図が色濃く出るものとわかる試合だった。



「本田圭佑。」

どの局で試合を観たかで、楽しみかたも違ったようだ。
元日本代表 本田圭佑がアベマTVで解説をし話題になっていた。選手を『さん付け』で呼んでいた理由として「無意味な縦社会を無くした方がいい。」とのこと。名門ACミランの10番を付けるまでの活躍をした本田さん。若いころから世界を渡り歩いてきた彼が、あえて『さん付け』をする気遣い。海外生活が長いのならば、逆にフランクに下の名前で呼びそうなのに。本田さんは日本人でありながらもすでに外国人であり、海外かぶれではなく本当にグローバルな感覚を持った人なんだなと思いながらアベマTVを観ていた。



「まとめ。」

サポーターのゴミ話、からの舛添さんの批判的な投稿。
”にわか”だってイイのではと思うのだが、それを嫌う人たちも然り。
ブラボー長友などなど綴りたいことが満載すぎる。

ワールドカップ恐るべし。
長くなるので今回はここらで。

最後まで諦めずに読んでいただき、ありがとうございます!
サッカーをあまり知らない人、ホントすいません。。。

今夜、コスタリカ戦が待っている!

ボクの話

道草次郎 物書き
執筆活動を中心に、ディレクションからモノづくりなどにも取り組むマルチプレーヤー。
本サイト内『じろうの道草』で、コラムも担当する。
素性は如何に。
ミスター・アウル
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