第二百六十六話 リンドウ
毎週日曜日は『じろうの道草』コラムの日
では今週もまいりましょうか
「しきたり。」
4年前の10月2日、父が他界した。
コラム(第五十九話『ありがとう』)にも当時の心境が赤裸々に綴られていて、いま読み返すと恥ずかしいったらありゃしない。とはいえ、早かれ遅かれ誰しも親との別れはくるもので、その時なにを感じどう影響を受けるのか、故人が残していく最後のメッセージ。すべては順繰り、立場は変わってじきに自分の番がやってくる。
あれからというもの、命日には必ず一輪の花を供えている。かつては彼岸花に金木犀、今年はどうしてござろうか。フラワーショップに入るやいなや、存在感を放つ奥ゆかしい紫色の花が目に飛び込んできた。5秒で決まったリンドウの花。
こういうしきたりめいた事が苦手なくせに、誰から言われるでもなく率先して続けている。なんとも気持ちのいいもので、今更ながらそれなりに成長しているという事なのかもしれない。勉強にせよ仕事にせよ、言われてやってるうちはまだまだ。自主的にやるようになって初めてスタート台に立つということがよくわかる。
一丁前に大人の振りしてきたものの
一人前の大人になれているのだろうか
「まとめ。」
父を亡くしたきっかけで、自分の中に大きな変革が訪れた
どこか見えないところで支えにしていたのかもしれない
失って知る親の尊さ
さすがに4年も経てば、笑って話せることばかり
どう生きたって一生は一生
そろそろ、思うがままにわがままに
それではまた来週!
