【独り言】僕の47年のあらすじvol.7
移住開始。
台車屋2代目にカレー作りのノウハウを教え、断捨離し、改造しまくっていた借家を戻し、発射。友人よりの空き家情報から1ヶ月のことでございます。
足立区の中古車屋で見つけたボロい軽箱バン(内装全部、天井も豹柄。サファリ号と命名)に荷物を詰め込み、フェリーで3泊4日だったかな、今は無くなちゃった素敵な航路。飛び魚のアーチ。夜光虫のオーロラ。27年間育ち暮らしてきた東京から脱出、軌道を外れる心地よい浮遊感。
と、ここまで読んで頂いて皆様に伝えていないことがございます。僕は台車屋がまだ「台車」だった頃にガールフレンドと結婚をしまして、1歳になったばかりの長男も連れて家族3人での移住でした。
東京ー沖縄経由ー石垣島。水面キラキラ、エメラルドグリーンの石垣港に到着。自由な生活の幕開け〜。
友達が見つけてくれた借家は街の中のとっても沖縄的な赤瓦の平家。家賃4万。一方、台車屋2代目からの仕送りは毎月10万円。南の島では余裕でございます。
築30年と言われたけれど、とても年季が入って見える。シロアリに台風。沖縄における木造建築って、あっという間に朽ちていきます。こんなに虫の多い島なのに網戸もないじゃないか。オイッ。
家の中にテントを建てて生活スタート。 まずは外壁ペンキ塗り、網戸取り付け。家が落ち着いてからは、ずーーっと夏休み。
サファリ号に乗り込んで、自然のままの素敵なビーチを見つけてはパイナップル。シュノーケリング。貝獲り。ある晩の思い出。友達の小さな船に乗せてもらって竹富島と黒島の間まで魚釣りに。満月に照らされ海底で咲く極彩色のサンゴ礁、眠るウミガメ。感無量でございました。涙。と、まあ、そのようにして徐々に暮らしに慣れ、移住友達も増えていったのでございます。
つづく。
えーさて。
浮遊感という言葉が出てきましたね。
僕の大好きな感覚でございます。アウェー感とでも申しましょうか。 今は大阪で1人暮らし3年目。ここに至る経緯につきましてはまだまだ長くなりますので、今後の「ハバネロマンの独り言」で読み解いてもらう事と致します。
とにかく今もアウェー。
大阪での浮遊感も楽しんで居ります、ハバネロマンでございます。