【記憶の図書館...!?】

【記憶の図書館...!?】

GOB編集部の "キニナル―" を、独断と偏見でお届けする【G-weekly】。
今週の『G』は、"記憶の図書館…!?"

『死とは人生の終点ではなく忘れること。生きている証である心拍の音は、記録・保存・拡大され...愛する人に聞かれるべき』と彼は言った、、

コレはいったい何のことでしょー?

ふふふ
キニナルだろぉ〜(笑)

人々の記憶を保存する....
『心臓音のアーカイブ』って知ってる?
出典:Benesse Art Site Naoshima / 写真:久家靖秀

今回紹介するのは、人々が生きている証として "心臓音" を収集するアート施設《心臓音のアーカイブ / Les Archives du Cœur》でございます。

香川県・豊島(てしま)唐櫃港から~歩くこと約15分。
王子が浜の岸辺に、焼杉外壁の伝統的な日本家屋がポツリ1軒...

こちら "生と死" をテーマとするフランスの現代アーティスト・"Christian Boltanski(クリスチャン・ボルタンスキー)" が2008年から展開するプロジェクトで、世界中の人々の心臓音を恒久的に保存し〜それらの心臓音を聴くことができる小さな美術館でして。

施設内は、録音された心臓音をインスタレーションとして体感できる『ハートルーム』のほか〜これまで世界中で集められた心臓音を聴くことのできる『リスニングルーム』、自身の心臓音を採録して保存することができる『レコーディングルーム』の3つの部屋で構成されており....

自身の生きた証を作品の一部に。
レコーディング登録料 / ¥1,570-

レコーディングルームで採録した心臓音は、メッセージとともにアーカイブ化され "作品" の一部に✨
自身の心臓音が収録されたCDは、ブックレットと共に持ち帰ることができちゃうのですww

《 私の作品の中の心臓音は、記録された瞬間、生きた主人公の中の心臓音ではなくなるうえ、その人はだんだん死に向かう。でも、記憶としては生き続ける。...人々の記憶のアーカイブとして、変化しながら積み重なっていくのです。
OZmagazine / 2010年7月号・ボルタンスキーへの取材より抜粋

まさに〜記憶の図書館ッ👏
鼓動のタイムカプセル!!

『ハートルーム』でのインスタレーション。
光は心拍の強度で点滅し、鼓動に合わせて周囲の鏡を照らす...
出典:@CasaBRUTUSmag

心の底からゆっくり押し寄せる〜 何か。
心に沁み入りジワジワと自身に訴えかける~何か。

此処に辿りつく前から始まっていて。
この感覚を持ち続けることで完結する....
そんな風に考えさせられる〜素晴らしいアート作品✨

"君たちはどう生きるか?"
なぜかこの言葉がずっと頭に ww

是非とも一度体験していただきたい!!

グッデイ👍


【Benesse Art Site Naoshima 公式サイト】
【Benesse Art Site Naoshima 公式Instagram】

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