第百九十八話 ワタシハダレ

第百九十八話 ワタシハダレ


毎週日曜日は『じろうの道草』コラムの日。

さて今週は、ちょっと内面についてお話しようと思う。
それではどうぞ。



「ストレスフル。」

嫌いなことがたくさんある友人がいる。
人混みが嫌い、同じスピードで後ろを歩かれるのが嫌い、湿気が嫌い、身勝手な行動をする人が嫌い、、、ストレス加減は半端なものではないらしく、一般の人の数倍嫌さを感じてしまう体質とのこと。しかもそのストレスをしっかり口に出すことで、自分の中から放出するという彼なりの技を取得している。ストレスと向き合い、なんとかしようと行動を起こす。立ち向かっていく姿勢から精神的に強い人と思っている。

ボクの対処法とはまったく逆。例えば湿気の多い日は「なんかグアムみたーい」と勝手に思い込ませて妄想に走る。人混みなどは人間観察スイッチに切り替えちゃうし、できるだけ避けて見ぬふりをする。嫌なことから耐えられず誤魔化すのは、自分の心が弱いからなのである。

あなたは、ストレス大好きだからね~」とその友人に言ったら大笑いされた。「ストレスを養分に生きてる」ぐらいのことを言い放っていた。おもしろいもので、人との接し方はまったくの逆。ボクはとにかく好き嫌いでしか対応できない。自分に害を及ぼす人かそうでないか、自身を守ろうとする自己防衛が働いてしまう。反面、彼は誰とでもうまく人付き合いができる。我慢強くて粘り強い。どんな相手に対してもいなし方が見事で、空気を変えることができる存在。

落合博満が「自分の体格を知って、バッティングに活かすことが大事」と言っていた。野球選手に限らず、個々の特徴は人それぞれ。ないものねだりをしてしまいがちだから、自分を知ることに時間がかかるし難しい。そんな自分に合った生き方を見つけてあげることが、人生の目的ではないかと思うようになってきた。

なにがあれば自分は満足するのか、わかるのはいつになることやら



「まとめ。」

厨二病発病
読み返して思った感想。

とはいえ、人の根っこは歳を重ねようがそうそう変わるものではない。変わってくるのは筋肉やら皮膚やら、装いなどが変わるだけ。根っこである骨を活かすためもしくは守るためにどうしたらいいか、自身と向き合って出してきたのが己の答え。

レディーボーデン>ぐらい、いまの自分と先の自分が違う人になってたってこともあるかもしれませんぜ

それではまた来週!

ボクの話

道草次郎 物書き
執筆活動を中心に、ディレクションからモノづくりなどにも取り組むマルチプレーヤー。
本サイト内『じろうの道草』で、コラムも担当する。
素性は如何に。
ミスター・アウル
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