第六十八話 快眠グッズ
あっという間に12月も中旬。
そりゃ寒いわけだ。
布団も寒いし、暖房をかけると喉がカラカラ。
『じろうの道草第四十三話 寝つきグッズ』で睡眠の話をしたのだが、今度は<快眠>に向けてなんとかならないものかと足掻いた末に、たどり着いたのが今回のお題。
それではどうぞ。
「最近の睡眠。」
ワタクシ、睡眠障害継続中。
”抱き枕”のおかげで寝つきは良くなったが、1時間おきに目が覚めてしまう最近の睡眠事情。起きても疲れが消えることはなくスッキリした感覚などはもってのほか。昼間異常に眠くなるし頭もボーっとするから頼るところはレッドブル。こんなの身体にイイわけがない。
イビキがひどいこともあり、以前一泊して睡眠時のデータを取るクリニックに行ったことがある。結果、無呼吸症候群の診断は出たものの保険適応にはほんのちょっと数値が足りず、ちゃんとした治療が受けられないとのこと。意を決して重い腰を上げた結果が何も解決されないこんな中途半端なものに。どうせだったらもっと悪ければよかったのにと、モヤモヤだけが残る始末。
「ある日。」
なにか音がないと寝つけなくて、昔からテレビやラジオをつけながら寝る癖がついてしまった。日曜日の昼間、ゴルフ中継を見ながらウトウトしてしまうあの感じといったら伝わるだろうか。
そんなある日、ワイヤレスイヤホンをしたまま寝てしまった。なぜかこの日はぐっすり寝ることができた。思い返せばこのワイヤレスイヤホンが、睡眠時のちょっとした物音を遮断してくれていたと推測できる。つまりは”耳栓”効果そのもの。飛行機などの備品で”耳栓”がついているのはこういうことかと改めて気づく。
「耳栓。」
早速、ココカラファインで”耳栓”をゲット。
その日に限っては、寝るのがとても待ち遠しい。
いざ、”耳栓”をしてベッドに入る。
「キィ~ン」っていう音が耳に鳴り響き、遮音効果が凄すぎてラジオの音がまったく聞こえない。1度、目が覚めたのは覚えているが朝までしっかり眠れてしまった。”抱き枕”に続いて、”耳栓”という武器まで手に入れたものだから、睡眠の質は向上されつつあるといえるだろう。
まあ今までが酷すぎたからちょっと改善程度かもしれないが、ボクにとっては目に鱗。『ヤクルト1000』が売り切れになるぐらい睡眠に悩んでいる人がたくさんいるのかと思うと、自分だけではないという集団心理が発動される。
睡眠で悩んでいるみなさんへ
初心に戻って、一度”耳栓”を試してみてはいかがでしょうか。
思いのほか効果が出ることに驚くことでしょう。
「まとめ。」
正直、何をしても眠れない日もある。
ただ週に一度だけでもしっかり眠れるのであればと、藁をも掴む思いで”耳栓”を試してみる。これが思いのほか効果覿面で、今更納得してしまう出来事であった。
どうしてもの時は睡眠導入剤などに頼るときもあるが、翌日気だるさが残ってしまう。自力でなんとかならないものかと試行錯誤は続いている。
ただ寝るだけのことに、これほど悩みを抱くとは。
困ったものだ。