【独り言】僕の48年のあらすじvol.22
2018年の秋、僕は未来を変えました。
この週刊コラムにて「僕の48年のあらすじ」を語り始めた時から、2018年に起きた出来事をどのように伝えれば良いか悩んでおりました。今回はその件について語らなければなりません。
結婚と離婚についてのお話です。
一般的には1人の女性と最期まで添い遂げるのでしょう。僕はこれまで好き勝手に人生を進めてきましたが、その支えとなっていたのは、常に世の中に対して斜に構えたパンク魂ある強い妻の存在でした。
東京のカレー屋台から石垣島のジャングル暮らし、メローハバネロ開発まで(その間に宝くじ3000枚購入などもありましたね、vol.17参照)、お金の有無にとらわれない中身の濃い生活を、2人の男の子を育てながら共に歩んできました。
友人知人たちにもその特徴的な生活と絆の強さは影響していたことと思います。
しかし2018年秋、僕の前にひとりの女性が現れました。妻とは逆のタイプの女性です。その女性と深く対話を重ねるにつれ「人生の後半はこの人と共に生きたい」僕の気持ちはどんどん膨らんでいきました。
一度きりの人生です。
僕の人生における判断基準「死ぬ時に後悔しないか?」(vol.1参照)が発動し、それはとても抗えるものではありませんでした。
妻に正直に話し、20年の縁に区切りをつけました。当時暮らしていた丹波篠山の家は妻方の持ち家でしたので、僕は家を後にし大阪の街中へ引越しました。
2019年3月のことです。
それからは自己肯定と否定の間を往復しながら月日が経ちました。子ども達は大きく芯のある男に育ち、独立して暮らし、バンドが解散するように以前の家族はそれぞれの道を進んでいます。
恋の寿命は3年と言いますが無事経過しまして彼女との愛はより深みを増しています。と同時に元妻への懺悔心も褪色せず深まるばかりです。
これは僕の48年のあらすじにおける大きな変革点であり、読者の皆さまに理解を求めるものではありません。とても自己中心的かつ欠損的な思考だと理解していますが、自分の本当の気持ちに正直に、妥協と惰性無く生きたいと思っています。
恋と愛は人生における一番大切な心。Good old boy & girlの皆さま、僕はそう思います。
えーさてさてさてさて。
今回のコラムはこのような重い内容であったにもかかわらず、いつもの様に軽い独り言で締め括らせていただきたいと思います…
えー毎日ですね、梱包したMellow Habaneroの集荷に佐川さんが来てくれます。その時にちょうどラーメンを食していたのです、先日のわたくし。
しかしインスタントの物ではございません。スープは勿論、麺も自分で手打ちした手作りラーメンでございます。たまたま今すすっているこの一杯は、スープに3時間、麺打ちには粉合わせと寝かせる時間を含め、実に5時間、さらにはチャーシューは低温調理で2時間、味付け煮卵に一晩。
そこにたまたま来た佐川さんの目には、「あ、近藤さんラーメン食べてる」だけでございます。
僕は言いたい。けど言いません。
同様に、きゃりーぱみゅぱみゅがかかっている時に来たりします。
「違うっ!ラジオだよー!」
僕は言いません。