【サンシャケ#44】熊の噺。
ルアーメーカー《ima》ディレクターの “アイマD” です。
『サンシャケ』では僕のフィッシングライフのワンシーンをゆるめにピックアップ。
大自然でよく釣りするけど、未だにクマに出会ったことがない。
30年以上新潟でガイドをしている師範だって、釣りのときに遭遇したことはないそう。
北海道は別だろうけど、そりゃそんな簡単には出会わないわけだ。
とはいえクマの目撃情報もなんとなく増えている昨今ですので対策はバッチリしておきます。
最近買い替えた熊鈴、夏の海でも盛り上がらないヘビ花火、何かと使えるホイッスル、熊スプレー。
対策の基本は音、匂いで「人間いるよ」アピール。
そして万が一出会ったときの準備です。
どうやら背中を向けて逃げると追ってくることが多いようなので目を合わせたまま、熊スプレーを構えてジリジリ離れる、を今のところイメトレ中。「しんだふり」とか「下り坂で逃げる」とか「木に登る」とか「火を見せる」とか、間違った情報にまどわされず、アウトドアマンらしく対処したいところです。
そういえば山梨で強烈な獣臭が漂ってきたことがある。
一瞬、、
自分の鼻がなんかの病気になったかと思うほど臭かったけど思えば、あれはクマな気もします。
いやクマだね。
シカもサルもイノシシも会ったことあるけど、あんな匂いははじめて。
あのとき、そそくさと移動してよかったけど、別にクマも僕に会いたいわけじゃなく、
きっと「俺はここにいるぜ」を伝えてくれたのでしょう。
なんにしても彼らの家の近くで遊ばせてもらってるのだから、
失礼のないようにしなくては、と思っています。
スタコラサッサッサのサーなんてわけにはいかないのだ。