【サンシャケ#43】一投の噺。
ルアーメーカー《ima》ディレクターの “アイマD” です。
『サンシャケ』では僕のフィッシングライフのワンシーンをゆるめにピックアップ。
エンゼルス大谷さんの活躍がすごい。
釣りをしていても『この一投が大事』というときが、たしかにあります。
魚が確実にその場所にいるとわかっているとき、ルアーや仕掛けを換えたときの一投目。
魚が何かを元気よく追って捕食してるとき。
それまでのんびりしていた釣りも、その瞬間いっきにざわざわします。
うまく投げれなかったときは、あー今のが決まっていたらきっと釣れていただろう、なんて振り返るものです。一投一投考えて大切に投げることは、やっぱりとても大切。だけどもっとおもしろいのは、他のことを考えたり、集中力がきれたり、ボーッと投げたときこそ、意外と魚が釣れてしまうことです。
今日のお昼は何食べようとか、あの犬かわいいなとか。
たまたまなのか、それとも余計な力が抜けていたからか。
理由は複雑そうでわからないけど、とにかく『ボーッとしてたら釣れた』は立派な釣りあるあるです。野球では『考えない一投』がホームランにつながってしまうこともあるけど、大人になるにつれ、自然体のつよみを感じたりします。
このコラムもそう。
思えば、今回は力んでいる。
真ん中高めであわやホームランです。