【サンシャケ#23】スモークターキーレッグの話
気のせいか、近頃「筋トレ」について耳にする機会が多くなった気がします。
ここ数年、家時間が増えたこともあってか、ダイエットとかトレーニングとかボディメンテナンスの話題がよく聞こえてきます。巷からも身近からも。16時間食事をしないファスティングだとか、スマートウォッチなどのウェアラブルテクノロジーを活用したトレーニングとか、現代人の意識が健康に向きはじめているともいえるでしょう。これはブームなのか。
僕はといえば運動不足気味。
デスクワークも多いし、移動は車かバイクが多いです。おそらく大人になると、意識をしなければ運動を習慣化するのはむずかしい。目標をつくるとか、日々のライフスタイルにスパイス的に健康要素を加えていくとか。積み重ねも大事ですよね。とはいえ、意外と体を使っているのも事実。
僕の場合は釣りです。ルアーフィッシングです。
時には魚を求めて何キロも歩いて移動したり、魚を釣るために山や滝を登ったりもちろん普段の釣りの動作だけでも意外とトレーニングになっていて。世の中のイメージに反して、釣りはきちんと運動にもなるのです。例外ありだけど。
ルアーフィッシングを本格的にやるようになったある日のこと。上腕三頭筋が発達していることに気がつきました。おや、こんな筋肉あったっけ。考えてみればこれはおそらく釣竿をブレないように握りながら、一定のスピードで糸を回収する動作の反復によるもの。
単発での負荷は小さいものの、長時間のフォームキープが遅筋を発達させたのではないか。さらには数えきれない回数のキャスティング(ルアーや仕掛けを投げること)や数々のビッグフィッシュとのファイトによる前腕伸筋群の成長。
それはまるで
スモークターキーレッグのごとく。
長年の釣りの継続で体もそれに合わせてレベルアップしているんですね。つまりナチュラルフィッシングマッスル。まぁそんなに釣りにいけないって読者の方も多いと思います。
そこで今回は、ゴムバンドを使った「釣り用チューブトレーニング」をご紹介。
①家にあるロッドとリールを用意。
②ゴムバンドの端を土踏まずに、もう一方をロッドとリールにかける。
③ビッグフィッシュが釣れたことをイメージしてゴムバンドを引っ張る。
たったこれだけ!
このトレーニングをしていれば、不意の大物にもバッチリ対応できるでしょう。お気づきかもしれませんが、やりすぎると片腕だけ太くなるので気をつけましょう。
オールドボーイになれば、健康はやっぱり気になるはず。なるべく早いうちから手をうちたいものです。筋トレも大事ですが、メンタルのリフレッシュもできて、現代人にはピッタリのフィッシング健康法。おすすめです。