【サンシャケ#64】おもちゃの噺。
ルアーメーカー《ima》ディレクターの “アイマD” です。
『サンシャケ』では僕のフィッシングライフのワンシーンをゆるめにピックアップ。
ご存知でしょうか。世の中に数えきれないほどあるルアーのほとんどが手塗りです。
たくさんの職人さんが丁寧に塗っています。
ありがたい。
塗装ひとつで、見栄えも、そして魚の釣れ方も変わってしまうのだから深い世界。
塗装といえば、先日たまたま通った京橋駅直結のビルで北原照久さんのコレクション展を拝見しました。時代時代の子供達を熱狂させたであろう、数々の超合金やソフビ。
造形はもちろん、そのカラーリングもどれもインパクトがあって惹かれます。
これぞ、おもちゃ。
ワクワクするし、ほしくなる!
ルアーもおもちゃ。
漁具ではない。
釣具だけど、おもちゃでもあるのだ。
そう思うといつか僕らのルアーが北原コレクションの一部になったらうれしい。
それは無理でも、いつしか第二の北原先生があらわれたとき、ルアーがおもちゃ枠として捉えられる時代になっていたらうれしい。
僕らのルアーが2124年のなんでも鑑定団でフリップを超える額を記録してほしい。なんつって。
そのためにもワクワクするルアーをつくっていきたいと思うのです。
フィーッシュ。