第二百十六話 カッコカリ

第二百十六話 カッコカリ


毎週日曜日は『じろうの道草』コラムの日。

今回は、「(仮)」について綴ってみようと思う。

それではどうぞ。



「脱ぎ捨てて。」

服をプレゼントするイベントをやりたい
有名ハイブランドから仕事の依頼が舞い込んでくる。ターゲットはトレンドに敏感なメンズ、他業種とのコラボ、さらにメッセージ性のあるものがイイとのこと。トレンドといえば、サウナや銭湯にハマる若者が数年前から急増。アウトドアからの流れだろうが、これだけコロコロ流行が変化していくのも側から見てておもしろい。となれば、ファッションと銭湯をくっつけたイベントを考える。

着飾ってるもの脱ぎ捨てて、風呂でも入って〇〇を着て帰ったらいいんじゃない(仮)』という企画を立案。三日三晩寝ずに企画書作りに追われ、コンペでプレゼンをする。。。という夢

せっかく寝ているのに夢の中でまで徹夜をしているなんて、真冬に窓開けっぱなしで暖房かけているのと同じくらいもったいない。しかもあまりにも現実味を帯びていたようで、真剣に考えたり悩んだり、目が覚めるとすでに疲れがピーク、すごく損をした気分にさせられた。

ただハイブランドがそんな企画を本当にやってくれたら、話題にもなって結構いいのではないかとも思えてくる。裸の付き合いだから腹を割って話せそうだし、いいコミュニケーションにもなるのではないかという現代社会に向けたメッセージ付き。なくなりつつある銭湯も見直されることだし、いいことづくし間違いなし。

ただ最大の難点は、”着飾ったものを脱ぎ捨てて”というワード。きっとそぐわない言葉として捉えられてしまうことだろう。だって、着飾ることを生業にしているのがファッションブランドなのですから。

さあ、企画の再考でもしますかな



「まとめ。」

夢なのか現実なのかわからず、目が覚めた瞬間、携帯のメモに必死に打ち込んでる自分に笑えた。寝ながらこれだけがんばったんだったら、なにかの役に立ててやろうとコラムにしてみたという今回。

ちゃんと世の中に出ることができて、この企画も喜んでくれるでしょう

それではまた来週!

    ボクの話

    道草次郎 物書き
    執筆活動を中心に、ディレクションからモノづくりなどにも取り組むマルチプレーヤー。
    本サイト内『じろうの道草』で、コラムも担当する。
    素性は如何に。
    ミスター・アウル
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