第百六十一話 祝 大谷さん

第百六十一話 祝 大谷さん


毎週日曜日は『じろうの道草』コラムの日。

さて今週は、どうしても大谷翔平の話をしなければならない。

それではどうぞ。



「奇跡。」

大谷翔平。
先日の6打数6安打 3HR 10打点の衝撃的な試合で、前人未到の50-50を達成してしまった。昨年の肘の手術(2度目)、今年ドジャースへ移籍、開幕当初の通訳水原一平氏の賭博横領など、どんな弊害もいとも簡単に乗り越える。打者としても投手としてもトップクラスの実力を証明する二刀流選手。メジャーリーグで日本人がホームラン王になる日がくるなんて、、、。

いま一度考えていただきたい。
アメリカで日本人がここまで注目されること自体があり得ない。人種差別も根深く残る白人中心の国で、ひとりのアジア人がすべてを変えるほどの影響力を持つことなどできるのだろうか。バスケットならマイケル・ジョーダン、ゴルフならタイガー・ウッズ、ボクシングならマイク・タイソン級のトップ オブ スーパースター。海を渡った日本人が、数年でそんな存在になってしまう。名前を知られる程度ではない。業界のど真ん中に君臨してしまったのだ。

裏を返せば、そんな日本人を受け入れてしまうアメリカという国も、寛大柔軟のある場所だと思わせてくれる。出る杭は打たれるのはどの国でも似たようなもので、アンチがいるのは否めない。ただ子どもたちを見れば一目瞭然、野球をやっている子からしたら憧れの的そのもの。大谷翔平の輝き放つ強烈な存在感は、子どもから大人までがっつり心を鷲掴む。

大袈裟ではなく、いま歴史的瞬間を見させてもらっているのだ。『ビートルズ来日』いやいやそんな程度ではない。『ベルリンの壁崩壊』かなり近づいてきた。『人類初、月面着陸』もはや日本人にとってはこれぐらいの奇跡を目の当たりにしていると言っても過言ではない。

とにかく、記録も存在もすべてが”奇跡
ありがたや



「まとめ。」

そんな大谷くんも結婚した。
ただ可愛いだけのアナウンサーやタレントなどに捕まらなければいいなと勝手に心配していた。そこすらも抜かりはなかった。

結婚相手が真美子さんということに、批判の声を聞いたことがない。大谷さんの相手ですらもったいないほどの人柄だと、バスケの同僚が口を揃えて言うぐらい。こちらまで幸せな気持ちになるふたり。心より祝福させていただきたい次第でございます。

こんなコラムを書いている間に、52-52を達成してしまった。残り8試合でどこまで記録を伸ばすのか

夢のワールドシリーズ制覇も叶えてくれることでしょう
それではまた来週!

ボクの話

道草次郎 物書き
執筆活動を中心に、ディレクションからモノづくりなどにも取り組むマルチプレーヤー。
本サイト内『じろうの道草』で、コラムも担当する。
素性は如何に。
ミスター・アウル
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