第八十八話 包丁
皆さま、待ちに待ったゴールデンウィーク。
予定は決まっていますか?
ワタクシは基本、家にいます。
さてさて、今週のお題は『包丁』。
最近の出来事で、うれしかったことでもある話。
それではどうぞ。
「切れない包丁。」
引っ越しをきっかけに、包丁を買った。
がしかし、これがまったく切れない。包丁研ぎをしても大して変化がみられない。切るというよりすり潰すといった感覚で、ネギを切った瞬間に涙が出てくるほど。切れない包丁にストレスを感じていた頃、当サイト『Good Old Boy』を作っていただいた会社の担当者はるちゃんと仕事の話をしていた流れでこの包丁話になり、引っ越し祝いでプレゼントしていただけることに。
なんとうれしいことだろか。
「1ヶ月後。」
以前は週イチで打ち合わせをしていたものの、サイト構築も落ち着くと月イチ程度になり最近では打ち合わせすることも稀になってきた。副主宰も交え、久しぶりに3人で食事会をすることに。たまにしかない集まりだけにお店のチョイスが鍵を握る。『Good Old Boy』をきっかけに知り合ったということだし、何か関係しているところにしようと企む。そういう時は本サイト企画<ボクのメシ>から選ぶのが然るべき選択。選んだのは、以前副主宰が紹介した<てっぱんやき むー>。本当に美味しいので、誰かを連れて行きたかったオススメのお店。
ふたりにはどこに行くか伝えぬまま店にむかう。制作スタッフのはるちゃんは、過去の記事を読んでくれているので、到着してすぐにここがどこだか察知していた。
「ネーム。」
カップル、若い女子2人、3人のグループ、そしてボク達が鉄板焼のテーブルを囲む。
店主はひとりですべてのテーブルを手際よく切り盛りする。絶品のハンバーグとビール。最高だ!
そんな中、引っ越し祝いの包丁を手渡される。そこには『Good Old Boy』のネームが彫られた、世界に一本しかない素敵なプレゼント。お店で包丁をかざすという危うさも忘れ、箱から取り出し見せ合うヤバい大人たち。そんなこんなでお酒がすすみ、酔っぱらいが出来上がっていく。こんなに楽しくて気を遣わない飲みは久しぶり。
店をあとにして、コンビニなどに立ち寄りながら千鳥足で駅に向かう陽気な一日となった。
「まとめ。」
日記のようなコラムとなってしまった。
ただ思うことは、相手を想ってできることってちゃんと伝わるものだということ。
包丁をお祝いとしてただ購入して渡すのではなく、ひと手間かけて『Good Old Boy』と彫ろうと想ってくれたことがすごくうれしい。
何気ないことだけど、こういうことって人と人の繋がりにとても大事で大切にしていきたいことだと再確認。こういう機会があったら、自分も相手のためにできる最大限をぶつけてみる次第でございます。
それではまた来週。