第七十五話 どうする暖房

第七十五話 どうする暖房


寒波が訪れ、寒さ厳しい今日この頃。
いかがお過ごしでしょうか。

こんな寒い今年の冬を乗り切るために、買おうか迷っている話をしてみよう。
引っ越しもするとあって、なににするか迷っている真っ只中。エアコンの付いてない部屋をどうするか。

それではどうぞ。



「暖房器具。」

暖房器具と聞いて、貴方はなにを思い浮かべますか?

ボクが真っ先に浮かんだのは、やかんを上に乗せられるあの白い<灯油ストーブ>。お餅なんか焼いて磯辺焼きとか作ったりできるやつ。あとは、古いマンションなんかだとついてるガス栓からホースを引いて付ける<カスファンヒーター>。このふたつは圧倒的に暖かいけど、いまの住宅事情だとなかなかハードルが高すぎる。

もちろん<エアコン>がベストなんだけど、わざわざ工事をしていれるのもちょっと大がかりになってしまう。オレンジに光る<電気ストーブ>とか<パネルヒーター>なんかもいいんだけど、部屋全体を暖めるにはちょっと弱い気がする。大好きな<こたつ>もあるけど置く場所がない。

通販番組なんかで最近よくみるのが<セラミックファンヒーター>。発熱した熱をファンで送る持ち運び便利なもの。なんか良さそうだけど実際どうなんだろう。一見小学校の窓際とかにあったような出立ちの<オイルヒーター>なんてのもあって、中にオイルが入っていてそれを温めることで部屋全体をゆっくり暖めるというもの。口コミを読むと「肌が乾燥しなくてイイ」「ペットや子どもがいる家庭には安全で最適!」「寒くなければ良いという人向け」「暖かさをがっつり感じたい人には無理」などと書かれている。忘れてはならない<電気毛布>に<ホットカーペット>。

こんなものかと思いきや、<オイルレスヒーター>たるものを発見。
なんですかこれは。



「オイルレスヒーター。」

<オイルヒーター>と見かけ大差ない<オイルレスヒーター>。
オイルレスということで、オイルを温めて間接的に暖めるものではないらしい。こちらは空気を直接暖め遠赤外線による輻射熱と暖気による対流熱を発生させることで、部屋全体を効果的に暖めるもの。なんだかよくわからんが、とにかくい開発が始まったばかりの最先端の技術が詰まったものらしい。

メリットとしては、空気が乾燥したり汚れたりしにくく、表面温度も比較的低いので安心して使えるようだ。あくまで<オイルヒーター>よりもという見解だが、軽量で速暖性が高く消費電力も抑えられてるとのこと。まだ開発メーカーが少ないこともあり、本体価格がやや高いというのが玉に瑕。とはいえ、今後注目されている暖房器具であることは間違いないようだ。

気になる。



「どうする?」

暖房器具といっても、あまりにも種類が多すぎてなにを選んだらいいものか。
すぐ暖かくなるけど電気代が掛かるとか、暖房効果は高いけど空気が乾燥するだとか、どれも一長一短あって結局は好み次第と言わざるを得ないご様子。

正直なところ、<オイルレスヒーター>と<ホットカーペット>の2択まで絞り込んだ。
<オイルレスヒーター>は、乾燥しないから寝ているときも付けていられる、ほんのりあったかタイプが魅力。
<ホットカーペット>は、隣の部屋のエアコンで全体を暖めて、下からさらに暖める作戦。

さてさて、どっちにしようか。
<オイルレスヒーター>を使っている人、いかがなものかメッセージで教えてくださいな。



「まとめ。」

なんとなく知ってたものから、構造を初めて理解したもの、初めてみたものまで、まあ出てくること出てくること。暖房器具も進化を遂げているが、みんなが気になる比較ポイントは大きく分けてこの4つ。
・ 暖める範囲
・ 暖める早さ
・ 本体価格
・ コスト(電気/ガス/灯油代など)

もちろんすべてが満点というものはなく、使う人が用途によって選ばなければならない。とにかく迷わせてくれるラインナップ。

もしかして、すべてを叶えるものを作ることができたら暖房器具を独占できちゃうんじゃないっすか。

ボクの話

道草次郎 物書き
執筆活動を中心に、ディレクションからモノづくりなどにも取り組むマルチプレーヤー。
本サイト内『じろうの道草』で、コラムも担当する。
素性は如何に。
ミスター・アウル
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