タナカロボ@上町
福地雅尚
2021年。
ボクが本格的に『ラーメン放浪』をスタートさせてから、はや1年と10カ月。
今では最低でも1日1麺は食さないと、失恋した中学生のように...黄昏の街をボ~ッと見つめはじめるという症状がでるまでに。元 "町中華店の息子(ボクモノ#007参照)" として生を享けたDNAが、ここにきて覚醒しはじめております(笑)
すっかり"麺活GG" に仕上がったボクがひとつ感じること。
それは、これほどまでにラーメンを食しても、『また行きたーい!』と思わせてくれるお店が片手で数えられるほどしかないという問題。
誤解することなかれ。
どのラーメン店も "美味しい" というのがボクのなかでの答えなのですが、何と申しましょーか。。
"クセ" にさせてくれるお店は限られる...と言ったほうがシックリくる気がいたします。
そんなボクの指を折らせるラーメン店のひとつが、世田谷通り沿いにある『タナカロボ』。
店主 "田中昌さん" の前職は、プロカメラマンという異色の経歴の持ち主でして、好きが高じてラーメン職人へと転身!つつじヶ丘にある有名店『柴崎亭』で修業をされたのち、2年ほど前に開業した人気店でございます。
オープンまもない頃に初訪問して以来、ボクの脳内にインプットされた〜、あの ”優しい味” 。。
今年のはじめ、仕事の関係で頻繁に出入りしてる事務所が引っ越しをしたのですが、、
なんということでしょ〜
運命的にこちらのお店の目と鼻の先になってくれたもんでッ♡
昼間にボクの手足が動くのは、 "タナカロボありき!" と言っていいくらい、事あるごとにお世話になっているのであります。
ボクのメシ『鯛煮干しの塩そば』降臨ッ。
ダイバーの楽園・パラオの海なのでしょーか?
次にユネスコの世界遺産に登録されるのでは!?...というほど澄んだスープ。
美しく浮かびあがる麺線のうえには、凛とした佇まいで角煮がトッピングされており、大胆かつ洗練された "ミニマル・ラーメン" の代表格といっても過言ではございません。
口に運べば〜
鯛煮干しをジックリと染みださせた、芳醇な香りが鼻にぬけ、同時に滋味ぶかい優しさで包まれる。。風味を引き締める塩味、ほのか柑橘系の爽やかさを感じる豊潤な味わいを独り占めできる幸福感。『孤独のグルメ』の五郎さんの如く、自問自答しながらスープ1滴まで、、まさに小宇宙なのでございます!
店主の田中さん&お手伝いしてるパートのお母さんは、いつも気さくに声をかけてくれて、ココロもカラダも "ほっこり" 至福の一杯。
ボクを 《異次元空間(インターギャラクティック)》 へと誘ってくれる〜
唯一無二のお店『タナカロボ』。
"銀河を超えて惑星へ
惑星を超えて次の銀河へ"
いつも贅沢な時間をアリガトウ。
SHOP INFO
住所:東京都世田谷区桜3-8-15
営業時間:11:00 - 16:00
定休日:月曜日・火曜日(*祝日の場合は営業)
アクセス:東急世田谷線「上町駅」より徒歩10分
東急田園都市線「桜新町駅(西口)」より徒歩15分
*バス停「大蔵ランド前」から徒歩1分
Twitter : https://twitter.com/tanakalobo
Instagram : https://www.instagram.com/tanaka.lobo/