ボクのメシ

ミッちゃん餃子@東富山駅『ミッちゃん
餃子』

#012
物書き
いいてん
ミッちゃん餃子

たまに友人と「餃子の会」なんてのをやってましてね、「餃子の会」なんていうとちょっと仰々しいかな、餃子好きが数人集まって餃子食べに行くんですよ。

ある時、“誰かと餃子を食べに行くってなかなか無いもんだなぁ”なんて事を思ったのがきっかけなんですけどね。

理由は人それぞれだけど、例えばニンニクの好き嫌いとか(割と関係性とか職業にもよるのかな?)自分で作るから外食でわざわざ選ばないとか、誘うにしてももう少し他にあるだろとかとか, etc.

そんな話を行く先々でしてたら、「じゃあ行こうよ」なんてのが何人かいて、どうせならみんなで行っちゃえって集まった会なんですけども、ライングループで情報共有して、タイミングが合う人が行くってのをやってたわけ。コロナの自粛期間が始まるまでは。

さすがに自粛期間中に出かけないけど、たまの情報共有は継続してやってて、「いいお店があるよ」「自粛開けたら行きたいねぇ」なんて話をしてた。そのグループに餃子太郎(仮名)くんという、人より頭一つ出た餃子好きがいて、ある時「ボクは最近お取り寄せをしてます」とぶち込んできた。

なるほど、出前に始まって、お持ち帰り、お取り寄せ、無人販売と、これまでやってこなかった事を取り入れなければならなかった飲食業界。有難いことに餃子は手間はかかるけど、冷凍なんかには割と向いてる。

「地方でなかなか行けないお店の餃子も、手軽に取り寄せることができるようになって毎日餃子です」

「みんなで食べには行けないけれども、食べることはできるねー」なんて言いながら、最近のオススメを聞いてみると富山の「ミッちゃん餃子」を勧められた。食べ応えもあるし、取り寄せなくても代官山青果店で買えるって言うんで散歩がてら買ってきたらこれが正解。

もっちりした皮にパンパンに餡が詰まってて、大きいわけじゃ無いけど確かにボリューム感はある。キャベツとニラとニンニクと挽肉の餡はこだわりの食材だが、どこか懐かしいというか家庭的でもある。焼き方もチラシに書いてあったのでその通りにやればいい具合に焼けて美味しく食べれるはず。

モッチリとパリッという食感のコントラストを楽しみたい(所々破れてしまったのはご愛嬌)

それ以来、気が向いた時に買ってるんだけども、だんだん外出もできるようになってきたので、いつか富山のお店でも食べてみたいものだと思ってる。

思い馳せるのは天童

恵比寿に「天童」という中華屋があった。厨房でほとんどを過ごす旦那と、気さくな奥さんがホールをこなす街中華だ。

夕方から手作り焼き餃子5ケ250円(1人1皿まで)というのを見て入ったのだが、だいたい何を頼んでも美味しいからすっかりファンになった。むしろ美味しいのは当たり前で、2人で行くとメイン1皿と餃子2枚がちょうどいいくらいのボリューム。これもありがたかった。

昭和55年から恵比寿に移ってきてずっと愛されてきた「天童」も、コロナ禍で閉店を余儀なくされた。跡地にはすでに違うお店が入っているが、看板だけはなぜかまだ残っている。
それを見るたびに、あの餃子が食べたいなぁなんて思う。

SHOP INFO

住所:富山県富山市中田1丁目11-1
電話番号: 076-438-5330
営業時間:11:00~18:30
食事メニュー提供時間:11:00~14:30 
※2022年4月より14時までに変更となります
(焼き餃子のみ17:00まで店内でお召し上がり頂けます)
定休日:毎週月曜、火曜、第1・第3日曜


営業時間・定休日は変更となる場合がございます。
※新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。
ご来店時は事前に店舗にご確認ください。

https://micchan-gyouza.com/index.html

いいてん

某誌が紹介できないかつてのリアルシティボーイ(現シティおじさん)
スターウォーズを筆頭に、広範囲の偏愛家。
寿司、ステーキ、スイーツは何食続いてもいい偏食。
そこかしこでサイト制作やSNS周りの中の人をやってる。
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ボクのメシ

																		  『あそこのコレが、どうしても食べたい!』
																		  自分にとって忘れられない味がある。
																		  いつ出会い、なぜ好きなのか。
																		  『ボクのメシ』には、
																		  かけがえのない味がある!