アレックス・ロウトン・モーズリー /  Alex Lawton-Mawdsley
ボクのヒト
#030
『幸せに生きていられれば、
それで良し!』

アレックス・ロウトン・モーズリー /
Alex Lawton-Mawdsley

Q. 年齢
45歳
Q. 職業
A.P.C.ショップマネージャー / ミュージシャン
Q. 必需品
A.P.C. のトートバッグ

身に付けるものはA.P.C.ばかり。
このトートバッグは使い勝手がいいから手放せない。

どんな大人になりたい?

幸せに生きていられれば、それで良し!
あとは、数年後には作りためている曲をライブ演奏したいかな。

もし魔法が使えたらどうする?

自分自身と周りの人を治癒する能力。

タイムスリップできるなら、どの時代へ、何をする?

1967年以降の "The UFO Club"
60年代に盛り上がったロンドンのカルト的なナイトクラブなんだけど、
ここに通ってた人は面白い人ばかりだろうなぁ(笑)

あなたにとって女性ってどんな存在?

シングルマザーだったから、やっぱり女性は強いなぁと思う。
ボクの腕に掘った《Death to patriarchy(家父長制に死を)》のタトゥー...
これに僕の女性に対する思いが表現されているよ。

最近、感動した出来事は?

彼女がイタリア人なんだけど、最近起きたイタリアの洪水で地元の人々が助け合う強さに感動した。
逆に、坂本龍一さん逝去のニュースはとても悲しかったよ。
ちょうど "Yellow Magic Orchestra" 以外の楽曲を聴き出したところだったんだ...

休日の過ごし方?

音楽・YouTube・ビデオゲーム。
この3つは何時間やっていても飽きないね!

いまの悩みは?

みんなと同じだろうけど《お金》かな。
ロンドンは、本当に物価の高い都市になっちゃったよね...

自分の中の強みって何?

正直なところ!

好きな言葉は?

好きな言葉というのか、、『Dude』って言い過ぎる癖を直したいんだよね(笑)
スラングで、愛着を持った男友達の呼称で『お前』っていうような意味なんだけどさ。

好きな映画は?

映画を特定するのは難しいけど、、
好きな映画監督は《Aki Kaurismäki》《John Carpenter》
互いにスタイルは全然違うんだけど、この二人の映画は好きだよ。

あなたの一曲は?

ずっと好きなバンドは《Devo》
だけど、今のお気に入りは "James Holden" の『In the End You’ll Know』

100万円もらえたら何に使う?

カジノに行ってルーレットに一発賭ける!とか言いたいけど...(笑)
僕はそんなにクールな奴じゃないからね。
現実的に今までに購入した音楽ギアに使ったローンを返すかな。

最後の晩餐に何食べる?

彼女のおばあちゃんが作る "イタリア料理" !

あなたの誇れることはなに?

バンド時代にマンチェスター大学でライブ演奏をしたこと。
小さい頃に好きだったバンドを観に行った場所だから、やっぱり感慨深い!

あなたが思う、GOB(Good Old Boy)とは?

夏に短パンを履かない人(笑)
昔、何かの本で読んだんだけど同感だね。

編集後記

『Bo Ningen』は僕の友達なんだよ....というアレックスさんは、昔はバンドのツアー回りなどをしていたけれど、その過酷なライフスタイルに耐えられずその道を断念してしまったミュージシャンだ。その後、ヴンテージショップを経由し今では本業となる《A.P.C.》のストアマネージャーを務める傍ら、引き続き "音楽の道" も探求している。

クリーンな装いにレトロな薫りをプラスしたスタイルがよく似合っている彼の熱意は、現在すべてアナログのシンセサイザーに注がれているようで、自宅のリビングルームに設置されたシンセのセットは圧巻!
 
そもそもシンセサイザーとは、電子回路を用いてさまざまな音やリズムを合成・加工する装置(電子楽器)だが、デジタルと異なりアナログは音がデジタル化されず、チューニングも必要な.... 歴とした”楽器”なのだ。

The Project』『Japanese Television』など、加盟していたバンドではベースを担当していたアレックスさんにとって、アナログ専門の "エレクトロニックミュージック" を作り始めるようになったのは、自然な流れだったのだそう。
 
電子音楽を演奏するにあたって気をつけていることは、シンセサイザーは各々値段が非常に高くてスペックもそれぞれ違うから、どんどん買い足してしまう事がある。だから《ひとつひとつのマシンを試して知り尽くすことが大事なポイント》なのだそう。その過程で思ってもいなかったサウンドを発見することも多々あるんだ...と熱く語るアレックスさんを見ていて、アナログシンセの可能性は限りなく無限大に近いのだと実感した筆者であった。
 
アレックスさんのパーソナルプロジェクト《Passive Clouds》のアルバムは、Bandcampから試聴が可能。また、最新プロジェクトであるA.P.L.M.の楽曲は、自身のYouTubeチャンネルにアップロードされているので、写真のなかにある "シンセサイザー" がどんな音を奏でるのか...!?
是非ともチェックしてみてほしい!

【Alex Lawton Mawdsley / You Tube】
@alexlawtonmawdsley4816

【Instagram】
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ミスター・アウル イメージ
Alex Lawton Mawdsley
Instagram
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ロンドンのヒト

撮影・編集:柳田愛子
ロンドン在住フォトグラファー&ジャーナリスト
オンラインのコーヒービジネスを経営する傍ら、ファッション&カルチャー誌向けに写真撮影&執筆活動を行っている。

《Instagram》
@aikoyanagida
@therightroast
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ボクのヒト

																		  歳を重ねないと、出せない格好良さがある。
																		  シブさ、洒落っけ、奥深さ。
																		  まるで珈琲のようだけど、どう生きてきたかをあらわす無二の表情。
																		 『ボクのヒト』は、人生の物語りなのである!