- Q. 年齢
- 59歳
- Q. 職業
- 歌手
- Q. 必需品
- スカーフ
夏でも軽めのものを巻くし、一年中身につけてる。
大体200本くらい持ってるよ。
どんな大人になりたい?
責任感のある子供のようで...成熟した大人。
もし魔法が使えたらどうする?
金星のエイリアンと一緒に空を飛んでみたい!
タイムスリップできるなら、どの時代へ、何をする?
1900年頃に行って、フランスの舞台女優 サラ・ベルナールと一緒の舞台に立ちたい。
あなたにとって女性ってどんな存在?
女性は優しく、知性的で、直感的...
そして感応し合える存在。
最近、感動した出来事は?
敬愛するフランスのシャンソン歌手・バルバラ(Barbara)と、ミュージシャン・ローラン・ロマネッリ(Roland Romanelli)が僕のショーを編集してくれた時だね!
休日の過ごし方?
"何もしない..." というバカンスは好きじゃないんだ。
プロデューサーが企画してくれた旅行をしながら歌っているかな(笑)
それ以外は、ノルマンディーの自宅の庭で執筆作業をしたりして過ごしてるよ。
いまの悩みは?
悩みごとはないよ。
仕事も自身でオーガナイズしているし、自分なりにバランスを取っているからね。
自分の人生は自分で創造して、楽しむことが生きる喜び。そして互いに人生を共同創造する...
もし問題が起きたときは、落ち着いて方法を考えれば解決してしまうし、、
それでも駄目な場合は、宇宙に向かってお願いをする(笑)
問題を問題と思わずに解決させることが僕の秘訣だよ!
自分の中の強みって何?
開放的なところと寛容さかなぁ。
後は、おおらかな存在感!
好きな言葉は?
『春(PRINTEMPS)』と『愛(AMOUR)』。
どうして春って?
僕の大好きなバルバラ(Barbara)の歌に『春(PRINTEMPS)』という曲があってね(笑)
好きな映画は?
ニキータ・ミハルコフ(Nikita Mikhalkov)監督の『URGA / ウルガ』。
僕にとって本当に衝撃的だった...ぜひ見て欲しい!
説明のつかない、とても美しい映画。
あなたの一曲は?
リチャード・アディンセルの、『ワルソー・コンチェルト(WARSAW CONCERTO)』。
僕が子供の頃に両親と一緒に聴いた最初のディスクなんだ。
これが絶対的に素晴らしい!
100万円もらえたら何に使う?
千夜一夜の旅に。。
最後の晩餐に何食べる?
キャビア。
あなたの誇れることはなに?
ママン(maman)からの贈り物である...僕の声。
あなたが思う、GOB(Good Old Boy)とは?
天窓から見え隠れする星をみつけた時のように...
心が惹かれ、素敵な相互関係を築ける人。
編集後記
職業柄なのか?
自分のキャラなのか?
パリでの生活は "人との出会い" が常で、言葉を交わす時間が多い。
フレデリックとの出会いも、そんな日常の中で起こったユニークな体験だ。
世界最高峰の音楽オーディション番組『The Voice』。
フランスでも放送されているのだが、筆者は過去に放送されたものを "Youtube" で観るのが好きで、気にいった人を見つけては何度もリピートして聴くという...もはや趣味の領域に。
そのお気に入りの一人が、今回紹介するGood,Old-Boyフレデリック。
2018年に参加した時の歌が、シャンタル・ゴヤの『Bécassine』で、彼の素晴らしい歌唱力+表現力に魅了されつつ...審査員Mikaのリアクションを含め、これがなんとも可笑しくて!
このシーンを観てはいつも爆笑。(思い出すと今でも笑いが込みあげてきてしまうくらい)
彼との出会いの話も、またまた自分の住むカルチェラタンでのこと。
近所にカルチャー・バーのようなものがあって、昭和の音楽喫茶を彷彿とさせる雰囲気が好きで足を運ぶようになった。とある日、カウンターでロゼを嗜んでいるとピアノの伴奏者に目が止まり、よく目を凝らしてみると.....『まさか!?フレデリック??』そう思った瞬間に、声をかけていた(笑)TVで観ていたとおりのオープンな性格がとても好印象で、その出来事がきっかけで、今では気さくに電話できる友人のような身近な存在だ。
最近になって "ウイキペディア" で彼の経歴を見たのだが、世界各国のオペラ座の舞台を務めていたり、シャンソン歌手や俳優としても活躍するマルチな才能の持ち主だと知り、改めて素敵な人だなぁと。。
おおらかで気前も良く、もてなし上手のフレデリック。
彼の出演した『The Voice』はリアルタイムで観れていないけど、準決勝まで残ったときの歌や演出は、まさにエンターテイナー!『日本でコンサートを開きたいんだよ』と、子供のように目を輝かせて語るフレデリックの純粋無垢な心に惹かれ、、『よし、一緒に日本を横断しよう!」と答えてしまっている自分が...!?音楽の話しになった時に放つ、彼のエネルギーとパッションにはいつも圧倒されてしまう。
パリジェンGOBの情熱を共有したいと思う筆者は...
もしかすると "Good Old Girl" なのかもしれない(笑)
公式サイト:
https://www.fredericlongbois.com/
公式Instagram:
https://www.instagram.com/fredericlongbois/
パリのヒト
撮影:吉田タイスケ
写真家、フランス在住。ライフスタイルを中心に、主にエディトリアル 分野で活動中。
犬猫と現代アートが好き。著書に吉田パンダ名義で「いぬパリ」 (CCC メディアハウス)。 長年住んだパリを離れ、三年前からノルマンディー地方で田舎暮らしを始めている。
趣味はキャンプとピアノ。愛車はフォルクスワーゲンT3ヴァナゴン1986。
編集:横島朋子
パリ在住ジャーナリスト&コーディネーター
ガイドブック、ファッション雑誌、タレント本、TVなど多岐に渡り活動。
Instagram
@tomokoyokoshima@presse_parisienne