『帽子とバッグ』 〜とある洒落た休日

『帽子とバッグ』
〜とある洒落た休日

自分に合う服ってなんだろう。

ある程度歳を重ねると、トレンドとか着飾ることに興味はない。これからはシンプルでいつまでも着られるものがいいし、ただただ本当にいいモノが着たくなる。

全3話でお届けしている、元ファッション誌編集長のGOB主宰がおすすめするブランド「ANATOMICA(アナトミカ)」

『デニムと革靴』~とあるカジュアルな休日
『コート』~とある粋な休日
と続き、最後は『バックと帽子』をピックアップ。

ファッション小物って、選ぶのが難しいとか普段使いしづらいとか思われがち。本当はオールマイティな便利アイテムなんだけど、ハードルが高くなるのもわからなくもない。ということで今回は、一度使ったらやめられない定番の大人の『バッグと帽子』を見ていただこう。

浅草橋という土地柄ショップ周辺にも魅力的なスポットも多数あるので、こちらも併せてご紹介したい。散歩がてら、<とある洒落た休日>を過ごしてみてはどうだろう。

ブランドについては前回の記事をチェック。 



大容量の定番バッグ

石炭(coal)を入れて運ぶバッグをモチーフにした、ブランド定番のコールバッグ。

まだエネルギー源が石炭だった約100年ほど前、重い石炭を運ぶために作られた通称コールバッグという丈夫なバッグがルーツ。生地はアメリカ産の18オンスで織られた重量感あるキャンバス生地で。持ち手は短く、重い荷物を運んでいた名残りからボディにも同様の持ち手がついている。内側に施した、シリアルナンバーを模したステンシルがまたなんとも心をくすぐるデザインだ。少旅行程度の荷物がスッキリと収まる容量の大きさも特徴。

タフで頑丈となれば、キャンプなど屋外レジャーでも活躍しそう。

¥22,000(税込)  

この ” A ” のステンシルがたまらない! 
多少クタったぐらいから雰囲気が出てくるので、ヘビロテしてもなんのその。キャンバス生地の定番バッグは、大人が持ってこそ味が出るってものだ。




パリジャンな帽子

何気ない装いにアクセントを加えるギャッツビーキャップとベレー帽。
少しハードルが高く思われがちな帽子だが、一度被るとまたコーディネートに取り入れたくなるのがアナトミカの興味深いところ。

キャスケットのような丸みを帯びたフォルムに、ハンチングのようなスッキリとさせたつば部分。ふたつのいいところ取りをしたようなギャッツビーキャップは、素材やカラーの違いでまた表情が変わる。

フランスメイドにこだわった本格的なベレー帽は、内側のレザーテープはないため自分の頭に合うサイズへ伸ばすことができるシンプルなデザイン。

それぞれのおすすめな被り方を店員の方に実践してもらった。ぜひ画像を参考に、パリジャン気分を満喫してほしい。


ギャッツビーキャップ 黒> ¥33,000(税込) 白/ツイード> ¥27,500(税込)
ベレー帽       ¥9,900(税込)

ギャッツビー

帽子はちょっと。。。と思っているアナタ。逆です!

帽子さえ被っていれば、どんな格好も洒落度3割増。なんなら寝癖だって隠せちゃう万能アイテム。
洒落た<ANATOMICA>ファンなら言わずと知れたこのベレー帽。
まずはギャッツビーキャップから試してほしい。




〈INFOMATION〉
アナトミカ 東京
東京都中央区東日本橋2-27-19 SビルB1F-1F
070-3144-0378
13:00 - 19:00(火曜定休)
https://anatomica.jp




<とある洒落た休日@浅草橋>

アナトミカの帰り道、せっかく来たんだから<洒落た休日>を過ごしてみるのもいいんじゃない!
浅草橋を散策したら、ランチや休憩、手土産なんかも忘れちゃいけない。大人を楽しむ時間をどうぞ。

腹ごしらえランチ

カジュアルにフランス料理が楽しめる<ジョンティ>。
フランスの北東部アルザス地方の郷土料理をメインにした、豊富なメニューが揃うレストラン。おすすめランチは肉と魚から選べ、たっぷりのサラダ、パンもしくはライス、食後のコーヒーもしくは紅茶、さらにミニデザートが付いていてボリューム満点。とにかく旨い!
懐かしさを感じる優しい味とカジュアルな雰囲気が、訪れる人を魅了する。



〈INFOMATION〉
Genti/ジョンティ
東京都台東区浅草橋2丁目5-3
03-5829-9971
(平日)11:30 - 14:30、18:00 - 21:00
(土日)12:00 - 15:00、18:00 - 21:00
(水曜定休)



散策するならココ!

浅草橋唯一の書店<古書みつけ>。

柳橋にほど近い路地に佇み、前回紹介した葉もれびの店主が内装を手がけた<古書みつけ>。和モダンの落ち着く店内には、様々なジャンルの本が並んでいる。一押しはやはり柳橋にゆかりがある文人たちの作品。ゆっくりと選んでほしいとの願いから、積極的な接客はしないというのもありがたい。また、開店当初から変化を遂げる店舗ルールや店主のひとり堀田さんの作品も要チェックだ。



〈INFOMATION〉
古書みつけ 浅草橋
東京 台東区柳橋1丁目6-101階
03-5829-9971
11:00 - 19:00(日曜、月曜定休)



ちょっと休憩

流れる音楽とともにいただくコーヒーは格別。

ホテルの一階にある、店主の遊び心が詰まった粋なカフェ<アトリエ ドゥ カフェ ターブル>。ジャズのBGMが心地よい、ウッド調の広い店内はゆっくりとくつろげる安らぎ空間が広がる。店舗で焙煎をしているスペシャリティコーヒーは2種類。どちらも酸味、苦味、甘味のバランスがよく、優しい口当たりなので み比べするのもいいかもしれない。また毎月銘柄が変わるのもまた通いたくなるポイントだ。



〈INFOMATION〉
atelier de cafe table/アトリエ ドゥ カフェ ターブル 
東京都台東区浅草橋1丁目27-9 京急EXイン浅草橋駅前 1階
03-5839-2440
(平日)07:00 - 20:00 
(土曜)10:00 - 17:00 

(日曜定休)




おみやげにいかが?

季節を味わう、手作りの佃煮<小松屋>。

1881年に創業。一隻の屋形船から始まり、常連さんにお土産をリクエストされたことから佃煮屋となった<小松屋>。
上質な旬の食材にこだわり、シンプルなタレで旨みを引き出した佃煮の1番人気は<一と口あなご>。あなごの旨味を感じつつ、一切れでご飯一膳は食べられるほどしっかりと濃いめの味付けが特徴だ。蕗特有の苦味も感じられる<きゃら蕗>や、新鮮なあみエビの甘味がクセになる<生あみ>といった定番もはずせない!
これぞ江戸っ子、老舗の味をご堪能あれ。



〈INFOMATION〉
季節の佃煮 柳ばし 小松屋
東京都台東区柳橋1丁目2-1
03-3851-2783
(平日)9:30 - 18:00
(土曜)9:30 - 17:00 
(日曜/祝日定休 )

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