【サンシャケ#48】グレーの噺。
ルアーメーカー《ima》ディレクターの “アイマD” です。
『サンシャケ』では僕のフィッシングライフのワンシーンをゆるめにピックアップ。
流れのゆるい所に見えたグレーの魚影。
先日、フライフィッシングで元気なニジマスを釣りました。
ただこのニジマス、どこかでも書いたけど外来種です。
カリフォルニアから持ち込まれたのは明治時代。
150年近く日本にいるので馴染みがあるのも納得です。
けれどグレーなのは魚影だけじゃなく、その存在もしかり。
『侵略的外来生物』として生態系への影響が囁かれる反面、
釣り場はもちろん食卓でも大活躍していマス。
産業として定着してるから、規制の対象にすべきか議論が続くわけです。
まさにニジマスにしてみれば『ヒトゴト』。
わざわざ連れてこられて文句言われるのは困りマス。
もちろんメーカーに属する僕には『ヒトゴト』じゃないので、
管理の徹底に貢献しなければ!と思っているわけです。
でも本来、魚にグレーも白も黒もない。
ブラックバスは文字通り『黒』あつかいだけど、どちらかといえば緑なのだ。
ニジマスはキレイな虹色なのだ。
バスもニジマスも少しも嫌いになれない。
実は在来種と仲良くやっていた...
的なオチならいいのにと勝手に思ってマス。
フィーッシュ。