【サンシャケ#13】 魚へんの話
ふと思った。
僕はどのくらい「魚へん」の漢字を読み書きできるのだろうか。
鮭鮪鱒鯵鯖鮹鱸鮎鮃鰈
鮴鮴鯥鮫鯱鰡鯉鮒鯛鰯
鮗鰊鰙鰍鰹鰤鰻鱧鰒鰆
魳鱚鯒鯨鱰鱈鯳鯰鮨
変換で出てこないけど「魚+鬼」でイトウとか「魚+未」でイワナとか、「魚+刀」でタチウオとか。
多いような少ないようなですが、寿司屋の湯呑みくらいは作れるかもしれません。みなさんはどのくらい読めましたでしょうか。
釣りをやってるからか、魚が好きだからか結構勝手に覚えるもんです。
でもこの「魚へん」、魚の特徴を表しているものも多く、釣りのヒントにもなります。
例えば「鮴(メバル)」。
煮付けにすると最高の味です。
物陰に隠れてよく「休んでいる」ことが多い魚なので「鮴」。だから釣るときは障害物や藻の付近をねらいます。
ちなみに「鮴(ゴリ)」という魚も同じ漢字ですね。理由も似てるし、ややこしい。
他にも「鯳(スケトウダラ)」。
フィッシュバーガーで「ホキ」とならんでお馴染みの白身魚です。
海の深くに生息しているため「魚+底」。スケトウダラを一字で表すなんて、漢字ってすごいです。
「ホキ」もタラ目の深海魚です。実は身近にいます。
あとは旬の四季を表すパターンの「鰆(サワラ)、鱰(シイラ)、鰍(カジカ)、鮗(コノシロ)」とか、
周年釣れるから「鯛(タイ)」だとか、実はノルウェー産ばかり出回っている「鯖(サバ)」は背中が青いから。
諸説ありますが、だいたいちゃんと意味があります。
気候変動とかで、旬とか漁獲時期とか変わっちゃうなんてこともありそうだけど、こういう知識はもってて損ないですね。
突然だけど自分が魚だったとしたらどんな漢字になるんだろう。
あの人を魚へんで表すならどんな漢字だろう。ボーッとそんなこと思いながら書いてます。
たまにはいいすよね。
「魚に遊」でimaD(アイマディー)と呼ばれるような粋な大人を目指します。