【サンシャケ#82】少年の噺。
ルアーメーカー《ima》ディレクターの “アイマD” です。
"サンシャケ" では僕のフィッシングライフのワンシーンをゆるめにピックアップ。
スパチキが食べたい。
そう思ってマックで列に並ぶ僕の前を、2人の少年が駆け足で通りすぎました。
おや。
片手には剥き出しの釣り竿、もう一方にクーラーボックス。
なんだね、
フィレオフィッシュでも釣るつもりかい。
なんておふざけも思いついたけど、
その少年たちの胸を躍らせたような表情にハッとした。
あー、釣り好きなんだなぁ。
狙っていた魚が釣れたからナゲットで乾杯か、はたまたこれから釣るための作戦会議か。
想像するだけで声はかけなかったけど、
僕ならきっとその会話に溶けこめたでしょう。
釣り好きに、年齢は関係ない。
性別もそう。
釣りびとは、
ただ釣りびとなのだ。
偉そうなうんちくや経験を語る、余計な大人じゃなくて
あの少年たちと同じ目線で、同じ表情で、魚釣りのロマンを語れる、
そんな大人でありたい。
と...思う頃にはポテトはしなしなでした。
フィーッシュ。