縁起物の「張子虎」
2022年は十干十二支(じっかんじゅうにし)で言うところの壬寅、九星と組み合わせると五黄の寅なんて言うそうでして、新しい芽吹きや成長なんて意味にも通じて縁起が良い年って話なんですよ。
まぁ年の初めから”今年はダメだね”なんてこた早々ならないわけですけど、こういった縁起物や験担ぎみたいなものは大事にしていきたいし大事にしていって欲しいもんですね。
さて、虎と言えば、香川県の伝統工芸品の一つに「張子虎」なんてものがあるんですがね、あれも縁起物なんで今回はそんな話を一つ。
「張子の虎」と言えば首を振り回す虎のおもちゃで、昔は贈答品や節句の時に飾ったりしてたもんだけど、最近だとなんか見たことあるけど知らないなんて人もチラホラ。
「首を動かす=ただ頷いて主体性がない」とか、「張子は紙を貼ってから型を抜く空洞=見掛け倒し」とか、慣用句としてはあんまりいい意味で使われないけど、本来は虎の愛情深さや、子供に健やかに成長して欲しいと願う気持ちで飾られてきたモノ。
江戸時代の玩具絵本にも登場してるので、なかなか歴史もある
土台の木型に和紙を貼り、乾燥させてからまた貼り重ねる。固めた紙を一度割って中から型を取り出してから、また和紙を貼り重ねていく。胡粉という貝を砕いた白い顔料を塗って乾燥させ、それから色付けや顔を描いていく。全て手作業なので模様や表情にも個性があり、それもまたご愛嬌ってことでいい。
“干支の置物”なんていうと、その年が終わったらお焚き上げでもしてもらわないとなんて事を考えちゃうけど、「張子虎」はそういったモノでもないので一度買ったら大事にして欲しいですね。
とまぁそんな「張子虎」、欲しくなったが吉日。うどん食べにいくついでに買いに行くのもいいけど、オンラインでも買えるようなので気になったらぜひ。
三豊市観光交流局公式online shop Yahoo!ショッピング店
URL:
https://shopping.geocities.jp/happybath/
電話番号:
0875-24-8013
営業時間:
午前8時30分~午後5時半(土日祝日店舗休日)