【入るのか?やめるのか?】
GOB編集部の "キニナル―" を、独断と偏見でお届けする【G-weekly】。
今週の『G』は、"入るのか?やめるのか?"
皆さまの日常にも、この二択に迫られることは多々あるかと思います。
その大半は飲食店の前だったりしませんか?
ボクが若かりし頃に働いていた和食割烹の板長から、飲食店で必要なのは『五感を研ぎ澄まし、気がつける人になる事』そう叩き込まれまして。良いお店というのは、もてなす側も・もてなされる側も互いに "気がつく" ことが大切。そうやって相互を思い遣れる場所に、自然と人は集まってくるのだと。だから色々な飲食店に出向いて "嗜みかた" を学び、自分が心地良いと思えるお店をさがしてみなさい...と教えをいただき30年弱。
こんな素敵な言葉をサラッと言える大人にはなれておりませんが...(汗)
お陰様で、あらゆる飲食店から《人生のいろいろ》を学ばさせていただいております。
今は検索ひとつで、欲しい情報をひきだせる時代でございますが〜"文明の力" に頼ることなく、己の経験と感覚を研ぎ澄ませながら《想像力》をたぎらせお店を見てみる。。
入るのか?
やめるのか?
何とも言えない "ドラマ" がそこにはある...
ハイ。激しく同感でございます ww
一体なんのことでしょー??
キニナルだろぉ〜(笑)
今回ご紹介するのは、大人気ドラマ "孤独のグルメ" 原作者の久住昌之さんによる最新エッセイ38篇、その名も『勝負の店』でございます!
簡単に申し上げますと〜
旅先や散歩中に見かけた飲食店での "体験" をまとめたエッセイ集なのですが、著者の久住さんも事前にお店を検索したり下調べをしたりはしないらしくww
《信じるのは己の勘のみ》と... 逡巡しながら食を楽しむ姿は〜まさにリアル版 "孤独のグルメ"。
前文に記したとおり〜
ボクにとっても "見知らぬお店" に入るか否かは、毎回真剣勝負みたいなものですからね(笑)
久住さんがどんな戦いに挑んでいるのか?
これは読んでみたーい!!
プロローグとして書かれた久住さんの言葉。
『事前に調べることはなく、店の前でスマホによる店名検索もしないので "この店は、おいしいのか、そうでもないのか" の判断は難しい。でも難しい店ほど、当たればワンアンドオンリーのおいしさとドラマがある。外れたら悲惨。マズイ、高い、感じ悪い……かもしれない。この歳になると、一食失敗したらダメージが大きいんです。だから毎回真剣勝負。入る前に店をよーく見て、想像力をたぎらせる。その上で "入るか、やめておくか" 決断する。失敗を恐れず、戦いを挑むんです。ボクは、若い頃から、話を"作っ" たり〜 "盛っ" たりが苦手。全部本当の話です』
ウ〜ン...
Good,Old-Boy(グッドオールドボーイ)な匂いがプンプンして参りますねぇ ww
入るのか?
やめるのか?
何かに "気がつく" ... ここにそのヒントがあるのかもッ!?(笑)
【久住昌之オフィシャルWEBサイト】
【 光文社サイト『勝負の店』】