第二百三十六話 なんとかしたい

第二百三十六話 なんとかしたい


毎週日曜日は『じろうの道草』コラムの日

さて今週は、タイトルどおり”なんとかしたい”想いの詰まった話。

それではどうぞ



「ミッドナイトクッキング。」

うちにはちょっと前からミートソースソースがある。
99円で買ったミートソース。疲れてるときなど、手抜き用に買って置いたレトルトソース。だがしかし2つ買ってひとつ食べたら、片栗粉で固めたような味のぼやけたなんとも言いようもない味がする。あまり食材に対しては文句を言いたくないのだが、はっきり言って美味しくない。ちゃんと言えば不味すぎる、、、嗚呼、心が痛い。棚にあるのはわかっちゃいるけどどうしても手を出すことができない。そんなこんなで賞味期限も近づいてくる。

とある夜、どうしても眠れなくてキッチンに足を運ぶとあのミートソースが目に入る。いまこそチャンス、こんなときにはもってこい。早速オリーブオイルにニンニク、唐辛子、そして赤ワインを足しておもむろにソースを煮込み出す。それでも保存剤なのかなんなのか、独特の化学の味が消えることはない。こうなれば、意地でもなんとかしてこのミートソースを美味しく成仏させてあげたくなってくる。玉ねぎのみじん切りにベーコンを炒め、トマト缶を加え更なる進化を目指す。調理を始めてからおよそ1時間、当初の倍ほどの量にはなってしまったものの、即席のトマトソースが完成した。

ミートソースとしての形跡は影もかたちも残ってはいないが、トマトソースとしては上々の出来栄えに生まれ変わることができた。そのままタッパに入れて冷凍の世界へ。

作るだけ作って満足して床に就く、じろうのミッドナイトクッキング



「まとめ。」

やっとひと安心、これでキッチンに行くたび後ろ髪を引かれることはなくなった
そして金輪際、あのパスタソースシリーズを買うことはないだろう

売り出してはいけないほどに、びっくりするぐらいの商品だったんですから

逆の意味で、衝撃的かつ刺激的でございました
それではまた来週!

    ボクの話

    道草次郎 物書き
    執筆活動を中心に、ディレクションからモノづくりなどにも取り組むマルチプレーヤー。
    本サイト内『じろうの道草』で、コラムも担当する。
    素性は如何に。
    ミスター・アウル
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