
第百八十七話 コッカ
毎週日曜日は『じろうの道草』コラムの日。
さて今週は、タイトルにある国家の話。
それではどうぞ。
「コントラスト。」
先日、日本で開催されたメジャーリーグ(MLB)ジャパンシリーズ第2戦。
国歌斉唱に”Little Glee Monster 略してリトグリ”が登場。透き通る歌声と美しいハモリ、アメリカの国歌『The Star -Spangled Banner(星条旗)』とも噛み合って、鳥肌が立つほどの高揚感を観るものすべてに植え付けてくれたことだろう。
MLBの日本人によるアメリカ国家斉唱で、以前話題にのぼったのが”小柳ゆき”。彼女の圧倒的な声量とあの歌唱には誰もが感動を覚えたはず。ただ今回”リトグリ”がすごかったのはここから。続けて『君が代』をアカペラで斉唱。荘厳なアメリカ国歌に対し、厳粛な日本国歌。奥ゆかしく厳かに、慎ましくも神秘的に、異なる両国歌のコントラストを見事に表現しきっていたのだ。まったく別のアーティストかと思わせてくれるぐらい、それぞれの国歌の雰囲気に寄せた”Little Glee Monster”は、その名のとおり”小さな合唱モンスター”。
『君が代』を聴いて、日本のイメージそのままにいい歌だなと改めて思い直す。
これを機に、いま一度、歌詞のおさらいを綴らせていただきたい。
君が代は
千代に八千代に
さざれ石の
巌(いわお)となりて
苔(こけ)のむすまで
あなたの時代(幸せ・平和・繁栄)が
何千年も何万年も続きますように
小さな石が
大きな岩になり
(その岩が)苔を生い茂るほど長く
ああ~ 日本人だね~♬
大音量で聴いてみてほしい!
Little Glee Monster 国歌斉唱
https://www.youtube.com/watch?v=A-RfLZfYzqU
「まとめ。」
たまたまライブで観ていて、思わずボリュームを上げてしまった。
歌の上手い人はいくらでもいるし、誰が誰より上手いという話ではない。ベクトルは違っても、どれだけ感動を伝えられるか。良いものはイイし、人にはちゃんと届くもの。そういうことに今後、どれだけ出会えることだろう。
時代とか経験とか流行りとか、変なフィルターをかけずに純粋にモノゴトと接していきたいと思いましたマル
それではまた来週!
