第百七十一話 ヨイン

第百七十一話 ヨイン


毎週日曜日は『じろうの道草』コラムの日。

さて今週のお題は、なにはともあれ、なににつけてもコレ。

それではどうぞ。



「バロメーター」

どれだけ楽しかったのか、どれくらい良かったのか
旅行やライブ、映画にゴルフ、食事やデートに至るまで、なにかをした際の満足度はまちまち。「期待しすぎたせいで、、、」とか「思いがけない、、、」「想像以上に、、、」など当初イメージしていたのと違う結果になることもある。この良し悪しを計るバロメーター、それが<余韻>なのである。

余韻>にもいろいろあって、キラキラしてるものから、じわーっと浸るもの、ふとした時に蘇るもの、どこかに刻み込まれていて後になって気づくなんてのもある。ライブなんかはいい例で、終演後は気持ちが盛り上がっているから大差はないが、数日、数ヶ月、長いものだと数年に至るまでフラッシュバックのように突然出てくる<余韻>もある。そういうライブは間違いなくどこかに刺さったもので、期待して繰り返し行っても悲しいかなそれ以上の<余韻>はなかなか味わうことができない。勢い、環境、感情、タイミング、いろんなものが重なり重なって生み出された<余韻>は、なにものにも代え難い。

たまには、自分の中に残っている<余韻>をおさらいしてみるのはいかがだろう。
旅行といってパッと思い出すのは、誰とどこへ何があったときのか。好き嫌いではなく、なにかとまとわりついてアタマから離れない映画はなにか(ワタクシ次郎は『PERFECT DAYS』)。忘れられないデートなんてあったら、それはそれは羨ましい限り。どんな<余韻>なのかで、違いが出るのもまた興味深いところ。

休日、珈琲を飲みながらでもこんな時間を過ごしてはいかがでしょ



「まとめ。」

ボクはあまり過去を振り返らないようにしている。
久しぶりに会った友人とも、昔話をするより今の話をするのが好ましい。

ただ<余韻>をきっかけに振り返ってみると、価値観考え方にかなりの影響を受けていることに気が付く。この<余韻>によって自己形成されていたことがうれしくもあり、これからもずっとアップデートしていきたいと願うばかり。

ビバ、ヨイン!
それではまた来週!

ボクの話

道草次郎 物書き
執筆活動を中心に、ディレクションからモノづくりなどにも取り組むマルチプレーヤー。
本サイト内『じろうの道草』で、コラムも担当する。
素性は如何に。
ミスター・アウル
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