第百五十三話 センキョ。
毎週日曜日は『じろうの道草』コラムの日。
さて今週は、珍しくまじめに”選挙”の話をしてみようと思う。。
それではどうぞ。
「ちゃんとした人。」
宗教・政治・野球
ピンときた人はかなりの遊び人。こちら、クラブのホステスさんがしてはいけないとされる話題の3つ。確かに触れづらい話であり、場合によっては周りのお客さんと揉め事にもなりうる着火剤のような御法度話し。一歩手前の”選挙”だったら許されるのではなかろうか。
今月アタマに行われた東京都知事選挙では、敗れたものの石丸伸二氏が主役の座を射止めた。この選挙期間中、売名行為の候補者の増加や掲示板ジャック問題、評論家やコメンテーターなども話題となりと、良くも悪くもかつてない変化を感じたものとなった。「投票率を上げたいのなら、なぜネット投票にしないのか」というお決まりの台詞にも飽き飽き。ネット投票した人が実際本人なのか、強制されて投票させられていないか、など不正投票の可能性が高すぎて、そんな簡単な話ではない。
そんなことより、よくよく考えていただきたい。
送られてきた用紙を持って、35℃を超える猛暑日に、最寄りの投票所にわざわざ足を運んで投票をしに行くという行為。まずこれができる人は、おおまかではあるが”ちゃんとした人”に分類されるだろう。いわゆる分別のできる大人が立候補者の中からひとり選ぶわけで、それなりの理由を持って投票したと想像できる。ちゃんと考えられた価値ある1票。適当にクリックした1票とは重みが違う。その証拠に、投票し終えた後はなんともいえない達成感に包まれる。
なぜか投票日って大雨が降ってたり猛暑日だったり、それなりの意思確認を、自らを試されているような気がする。面倒くささを乗り越えて投票しに行くというのが、たまらない充実感を生み出してくれるのだから。
選挙ぐらい、そんな便利にしなくたっていいんじゃないっすか
「まとめ。」
投票に行くと、いろんな人がいる。
年配者はもちろんのこと、政治にまったく無縁に見える若者を見かけると「エラい!スゴい!すばらしい!」と心で連呼してしまう。若かりし自身への反省でもある。
投票率が重要なんであれば、投票し続けている人にはゴールドマイナンバーカードたるモノを発行してなにか特典をつけるとか、やれることなどいくらでもありそう。ニンジンぶら下げられれば、ちゃんとしてない人も少しは振り向いてくれるってなもんでしょ。
飲みの場ではこうやって各々熱い議論になってしまうから、話題にしてはいけないのであろう。
納得でございます
おみそれしやした
それではまた来週!