第百三十八話 ニンゲンカンサツ。

第百三十八話 ニンゲンカンサツ。


毎週日曜日は『じろうの道草』コラムの日。

さて今週は、ワタクシ二郎が大好きな『人間観察』の話をしてみよう。
それではどうぞ。



「読み聞かせ。」

とある週末の土曜日。
ひとり休日、着の身着のまま予定などなにもない。昼間からちょっとしたつまみをあてにビールなんて、これぞ贅沢っていうもの。向かった先は蕎麦屋さん。おつまみが2つ選べて、生ビールがついてくるセットを注文。にしん煮わさび菜の、甘い、辛い、しょっぱい味をビールで一気に流し込む。
生中、もう一杯!

とまあ、飲みながらいろいろ考え事などしてると、耳に入ってくるのは周りのお客さんの会話。酔っ払ってきたこともあり、日常の読み聞かせイベントがあちらこちらで催しているのにふと気づく。どれを聞くかは選び放題。おやおや、右隣のご夫婦の様子がなんだかきな臭い愚痴とも文句とも言えそうな話を、しかめっ面した奥様が永遠と話し続けているではないか。

奥様の会社の役員のAさんについて。
前まではそんなことなかったのに、役員になってからなんか謙虚さがなくなったんだよね。もっと人に頭を下げたほうがいいよ、アイツ(Aさん)は!
・・・この会話を聞いて、みなさんはどう思うのだろうか。できるだけ客観視するといろんな角度から楽しむことができる。

(共感)いるいる、そういう人
(納得)
きっとAさんは役員になって偉そうになってしまったのだろう
分析)
役員という肩書きに対して、受け手側が過剰に反応してしまってる可能性もある
(疑惑)
人に頭を下げたほうがいいよってー、そう言っている人に謙虚さはあるのかしらね〜

などなど、こんな会話からあらゆる想像が膨らむ。どっちが正しくてどっちが間違ってるかなんて愚問中の愚問。確かなのは、この奥様はAさんのことが好きではないってことだけ。旦那さんも知っている風だったので、同僚か仕事関係で知り合ったご夫婦なのではないかという推測もできる。間違っていてもなんら問題ない勝手なプロファイリングも『人間観察』の楽しみのひとつ。

できれば、聞いてて楽しくなる会話のほうがありがたいのだが。。。



「まとめ。」

人間観察』をしてきて、ある法則を見つけた。
男女ふたりの席でどちらかがマシンガントークをしている場合、たいてい聞いている側は無口で温厚な人。すべてを受け入れ包み込むというか、寛容な人(特に男性側)のケースが多い。これはきっと相性というもので、ふたりとも激しいとぶつかるし、逆は逆で盛り上がらないし、お互い自分に合った相手をパートナーとして選んでいるんだなとやけに納得させられる。

自分に無いものに惹かれ、補い、支え合っていく〜
いい塩梅で〆られたところで、それではまた来週!

ボクの話

道草次郎 物書き
執筆活動を中心に、ディレクションからモノづくりなどにも取り組むマルチプレーヤー。
本サイト内『じろうの道草』で、コラムも担当する。
素性は如何に。
ミスター・アウル
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