第八十九話　新しい学校のリーダーズ

ゴールデンウィーク最終日。
皆さまいかがお過ごしでしょうか？
ワタクシは、なんとなく終わってしまいました。

そんな中、唯一出かけた場所とライブの話が今週のお題。
それではどうぞ。

「新施設。」

ライブがあるということで、できたばかりのかつてない新施設に足を運ぶ。
場所は新宿＜東急歌舞伎町タワー＞。コマ劇場向かいの広場を挟んで対面に位置する、かつて映画館やボーリング場などが入っていた＜新宿TOKYU MILANO＞の跡地。言うなれば歌舞伎町のど真ん中、ゴールデンウィーク中ということもありとにかく人で溢れかえっていた。

『祭り』をテーマに食と音楽と映像を融合させた「新宿歌カブキホール～歌舞伎横丁」は、レトロ感満載のキラキラ装飾にどうしても目を奪われ引き寄せられる。バンダイナムコの新業態「ナムコトーキョー」はまさしくアミューズメントの集合体。ソニーグループが手掛けるダンジョン攻略体験施設「ザトーキョーマトリクス」はテクノロジーとエンタメを掛け合わせた次世代アトラクション。そこに忘れてはならない劇場「シアターミラノ座」、映画館「109シネマズプレミアム新宿」、新宿のカルチャーを感じられる宿泊施設「ホテルグルーブシンジュク」など、＜東急歌舞伎町タワー＞にはあらゆるエンタメが詰まっているのだ。

こんな施設がかつてあっただろうか。

「ZEPP新宿。」

ひと通り説明したところで、あと足りないものはそう”音楽”。完備されているのは国内最大級のナイトエンターテイメント施設＜ZEROTOKYO＞。
『エンターテイメントジャンクション』のコンセプト通り、音楽、DJ、空間演出、パフォーマンスなどあらゆる音楽エンタメを体感できる。３フロア／５エリアに分かれており、その中のひとつに今回訪れたライブ会場＜ZEPP 新宿＞がある。

赤い階段を地下4階までずんずん潜っていく。会場までのアプローチだけで気分上昇、ここが新宿であるということを忘れさせてくれる異次元空間。今日の目的は＜新しい学校のリーダーズ＞の『日本にいるけど一時帰国ツアー』たるものを観るためだった。

「新しい学校のリーダーズ。」

TikTokのパフォーマンスが話題でマネする人たち続出の＜新しい学校のリーダーズ＞は、海外でも大人気のアーティストグループ。
「模範的なヤツばかりが評価されるこの時代、くだらない不寛容社会から、個性と自由ではみ出していく」
をコンセプトに”青春日本代表”を掲げ、セーラー服を着て活動中。

初めてライブを観た感想は「とにかくスゴすぎ～！」のひと言。
ダンス調の音楽に独特の歌唱力、舞台を観てるかのようなパフォーマンスに見るものすべてが惹きつけられる。＜ZEPP 新宿＞の音響システムに一体感あるライブ空間、盛り上がるお客さんもすべてが噛み合い圧倒的なものを目の前にしている感覚。これは大袈裟ではない。
アルバムやPVは好きだけど、実際ライブに行ってみるといまいちハマりきれなかったといういこともある中、彼女たちのライブは連呼してしまうが「スゴすぎる！」のだ。ただ聴かせるだけではない人を巻き込む熱量が尋常ではないアーティスト。

パフォーマンスを全面に、”カワイイ”を売りにしていない独特な世界観。そこがまた不思議に可愛く思えてしまう。言葉でお伝えできるのはこれで精一杯。。。
一部ご紹介しますので、是非ともご視聴くださいまし。

●代表曲
　『オトナブルー』
　『Pineapple Kryptonite』

●世界デビュー曲
　『NAINAINAI』

●最新曲
　『じゃないんだよ』

ちなみにライブはこんなものじゃないということだけは最後にお伝えしておきたい。

「まとめ。」

＜新しい学校のリーダーズ＞のライブを観れたこと、すごく刺激的だった。
アーティストってある時期ものすごく輝く瞬間があると思っていて、ステージにいるだけで人を魅了する波に乗りまくっている”無敵タイム”とでも申しましょうか。まさしくこのタイミングを目の当たりにして鳥肌が止まらなかった。今回のようなステージと観客席の近い距離感での規模のライブは、今後きっと開催しなくなることだろう。実際、次は東京体育館らしいし。。。大きい

最近才能溢れるアーティストがいっぱいいるので、”無敵タイム”をもっともっと感じたいという欲張りスイッチがしっかりONに切り替わってしまった。

それではまた来週。