第四十八話 祝日ムード
今週の『じろうの道草』は、すごいはず!
なぜならボクが、何十年も抱いていた違和感を初めて言葉にするのだから。
ただし、この冒頭で言えることは過去最大級の本当にどうでもいい話だということ。
ひとりでも共感してくれる人がいてくれることを願うばかりだ。
それではどうぞ。
「週末。」
人も車も街中も、せわしない平日に比べ、週末は視覚からして空気が違う。
まるで街全体がストレスを抱えているようにも思えるほど、平日はみんな仕事や学校でいっぱいいっぱい。だから休みの日はゆったりとした時間が流れ、道ゆく人の表情も和らぐ。
こんな中で仕事ができたら、気分良くもっと効率的にはかどるのではないかと思ってしまう。まあ無理な話だっていうのはわかっちゃいるから、あえて休みの日に仕事をする。諦めきれず、どうしてもあがいてしまう大人の反抗期。
「祝日。」
こんなにも週末の空気は素晴らしいのに、祝日となったらさらにテンションがあがるのは言うまでもない。
そこでだ!
今回、ボクが言いたいことはまさにこの祝日に関してのことなのだ。
いつも働いている曜日に休んでいる優越感にどっぷり浸りたいのに、テレビをつけると平日やっている番組がいつも通りにやっているではないか。<ZIP>に<めざましテレビ>etc,、目が星のパンダにめざましくんなんかも出てくる。しかめっ面したコメンテーターの当たり障りないコメント。取り上げる話題は事件や事故など、大抵がネガティブなものが多い。なんか強引に現実を突きつけられている感覚に陥る。ホント気分はだだ下がり。できることなら、散歩とか旅とか、美味しそうなものやディズニーランドなんかの楽しい番組で、祝日をさらに盛り上げてもらいたいと昔の昔から思っていたことを初めて口にする。
フジテレビの山本くん!
祝日用の番組、作ってみて。お願い。コラムを通じて、個人的なお願いを特定の人間にしてみた新たな試み。どれだけ気分が落とされるかプレゼンするから、企画会議にあげてみてちょうだい。
それだけボクにとっては重要なことなんす。
「あきれられた。」
先日、夏休みに入った息子といるとき、休みはやっぱりいつもと違ってイイという話題が上がった。
そこで上記に述べたことを想いを込めて伝えてみたところ、返ってきた言葉は以下に。
『そんなこと考えているんだ~ 細かいね~』だって。
思わず『確かに!』と答えてしまった。
いやいや、そこで折れてはいけない。
ボクの長年の違和感は、そんな簡単にスルーできるものではない。そんなこんなで改めて議題にすることで、確固たる意思表示をしたいと話はどんどん飛躍する。
年間の祝日、2022年は16日ある。それぐらいなんとかしてほしいと願うのは、ダメっすか。
「まとめ。」
屋外の神宮球場でビールを飲んだ。今年一番だった。
冬の寒い日にコンビニの前で食べるカップヌードル。旨すぎる。
夏の暑い日の風鈴とそうめん。お似合いだ。
つまりはこういうこと!
同じことでも場所や環境が整えば、より良いものに格上げされる。これを祝日にも取り入れてほしいだけなのだ。最大限に祝日ムードを盛り上げてもらいたい。言いたいことはたったのこれだけ。
熱く想いを語らせていただいたところで、こちらをまとめの言葉とし閉幕させていただきます。
それではまた来週。