ベルトラン・ピガス / Bertrand Pigace
ボクのヒト
#021
『他人を喜ばせたり、優しくできるというニュアンスで ”チャーム”のある人。。』

ベルトラン・ピガス
/ Bertrand Pigace

Q. 年齢
60歳
Q. 職業
レストラン
サービス業
Q. 必需品
『コンバースのスニーカー』
もともとコンバースは好きなんだけど、妻のTomokoが自分には似合わないから僕に履いて欲しいと言って、いつも日本のお土産にコンバースを買ってきてくれるんだ。フランスに無い色や柄がお気に入りで、道ゆく人にも褒められるんだよ。

どんな大人になりたい?

他人を喜ばせたり、優しくできるというニュアンスで ”チャーム”のある人。
もちろん、女性を魅了するダンディさを持った大人にね。

もし魔法が使えたらどうする?

《誰もが幸せになるように..》かな。

タイムスリップできるなら、どの時代へ、何をする?

60年代後半〜70年代のヒッピー・ムーヴメントの時代はクールだよね。
自分のペースで好きなように時間を過ごせるのって、落ち着いた人生ってことだから。

あなたにとって女性ってどんな存在?

僕の人生の全てさ!

最近、感動した出来事は?

未だに続いている戦争。。
すべての人の平和を祈ってるよ。

休日の過ごし方?

妻のTomokoが計画を立てるんだ。
僕? 僕は何の計画も準備もしないよ。
その日その日を、気分で生きるような人間だからね(笑)
でも、お金と時間があったら『明日からタヒチにでも行くか!』なんてのも悪くないね~。

いまの悩みは?

健康についてかな。

自分の中の強みって何?

チャーム。いいヤツ。大らか。

好きな言葉は?

『Amour(アムール)= 愛 』。

好きな映画は?

『ミッドナイト・エクスプレス』
トルコが舞台で、主人公が麻薬の密輸容疑で捕まってしまうんだけど...それが酷い刑務所でね。
その地獄の日々から逃れる計画を立てるといったストーリー。タイトルの《ミッドナイト・エクスプレス=深夜特急》とは、"脱獄" を意味する隠語なんだ。僕の周りの人達に長いこと、この映画を見るように薦めてきたよ。これが実話ってところが恐ろしくもあり、、とにかく凄いの一言。
機会があったらぜひ観てほしいね。

あなたの一曲は?

U2の『ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー』
ボノには、冬のアルプスで仕事している時に知り合ってね。彼が客として来て、すぐに仲良くなってお酒を一緒に飲んだんだ。彼のことは以前から好きだったけど、その人柄に改めて惚れなおしたよ。
この歌は、ボノの出身地・アイルランドの "革命運動" に反対して作ったものだって言われてるよね。

100万円もらえたら何に使う?

好きな人たちへの贈り物にする!

最後の晩餐に何食べる?

『牛フィレ肉のロッシーニ風』と『ペトリュス(ボルドーワインの赤)』
*ロッシー二風とは?・・・軽くソテーしたフォアグラがお肉の上にのったもの。

あなたの誇れることはなに?

自分が歩んできた人生。

あなたが思う、GOB(Good Old Boy)とは?

僕のような………!?(笑)

編集後記

幼少時代からヤンチャだったのだろう。"イタズラ大好き"と言わんばかりの、キョロキョロした目が彼の魅力だろうか。

サッカーのセミプロから始まったキャリアだが、怪我などでレストラン業に転職。夏はサントロペ・冬はクールシュヴェルといった、フランスを代表とするVIPな街でサーバーとして活動。最終的にパリに上京し、老舗Brasserie《Lipp》で働き始めた時には、セレブの知人が多いという理由で、すぐにメートル・ドテル(給仕長)に抜擢されたという。

イヴ・モンタン主演の『ギャルソン』の舞台でもあり、通称 "政治家やセレブの食堂"と言われる《Lipp》は、そんな人たちの話し声が飛び交う賑やかで華やかなお店。フランスのギャルソン(サーバー)たちは、客と共に会話を楽しむところがいい。見ていて気持ちがいい。
その会話術こそ、客を惹きつけるために必要なことなのだと思う。

セレブに可愛がられてきた"ベルトラン" が《チャーム=人を惹きつける魅力》にこだわる理由は、まさしく職業柄に違いないだろう。いや...天性による天職なのかも?(笑)

初対面の人でも自然と笑みを誘う彼の一言で、いつも場の空気が明るくなる。彼が言う《チャーム》とは、きっと一緒にいる人を楽しませ、共有空間に"笑い" をもたらすってことなのだろう。

アグレッシブな時代もあっただろうけど... 60歳になって棘が抜けた、イイ感じの緩さが愛らしい Good,Old-Boy "ベルトラン"。

何を隠そう、、
筆者の旦那であったりする。
ミスター・アウル イメージ

パリのヒト

撮影:吉田タイスケ
写真家、フランス在住。ライフスタイルを中心に、主にエディトリアル 分野で活動中。
犬猫と現代アートが好き。著書に吉田パンダ名義で「いぬパリ」 (CCC メディアハウス)。 長年住んだパリを離れ、三年前からノルマンディー地方で田舎暮らしを始めている。
趣味はキャンプとピアノ。愛車はフォルクスワーゲンT3ヴァナゴン1986。


編集:横島朋子
パリ在住ジャーナリスト&コーディネーター
ガイドブック、ファッション雑誌、タレント本、TVなど多岐に渡り活動。

Instagram
@tomokoyokoshima
@presse_parisienne
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ボクのヒト

																		  歳を重ねないと、出せない格好良さがある。
																		  シブさ、洒落っけ、奥深さ。
																		  まるで珈琲のようだけど、どう生きてきたかをあらわす無二の表情。
																		 『ボクのヒト』は、人生の物語りなのである!