第三十四話 三度目のワクチン
暑かったり寒かったり。
まさに季節の変わり目。ゴールデンウィークも過ぎたら、あっという間に夏がやってくる。
今回は、3回目のワクチンを打った時の話。
「ファイザーモデルナ問題。」
ワクチン接種というと、よく耳にするのが「ファイザー?モデルナ?」どっちを打ったかのやりとり。
ファイザーが偉くて、モデルナはイマイチみたいなポジション設定に、ボクはいつも引いたところで苦笑いしている。ファイザーを打ったとドヤ顔で話してくるのも、なんというか本人が満足だからそれはそれで良いことなのだろうと思うようにしている。
この感じ以前どこかでと思い返したら、そうそう皆さま誰もが経験したアレ。<docomo>かそれ以外かの携帯会社問題。当時は本当に<docomo>はハイブランドであり、ステータスであり、いまだに引きずっている人も多くいるのではないだろうか。株価も話題になったし、電波の繋がりも抜群だったというのもあり、シャレた人は<docomo>一択。
いやはや、興味深くておもしろい社会現象。ちなみにボクは<TUKAセルラー>。
「順番。」
<ファイザー> → <ファイザー> → <モデルナ>。
前半の<ファイザー>は、2回ともまったく副作用なく本当に効いてるんだか体感せずコロナになった経緯もあって、今回はあえてミックスするほうを選択。副作用が出れば抗体ができてるはずだと、性懲りもなく思っているフシもある。不謹慎だが正直な思い込み。
人気のない<モデルナ>さんだけに、以前と比べ会場はがらがら状態。たくさんいるスタッフの方々に、なぜか申し訳ない気持ちになるぐらい。並びもせずあっという間にワクチン投与完了。その日はいろんなことがあり一日中バタバタ、ワクチンを打ったことも忘れるほどの忙しさ。夜、ゴルフのメジャー大会(マスターズ)決勝をテレビで観ながら寝ようと0時にベッドへ。
そんな矢先、はい、きました副作用!
「ウソでしょ。」
初めての副作用。
発熱し出し、節々が痛く、まったく動けない。枕元のポカリスウェットすら取ることができない。さらに、心臓の鼓動に合わせて大きな木づちで身体をあっちこっち叩かれている感じ。つらい。。。
思い返せば、この状態はコロナの症状とほぼ同じ。いや、この木づちが余計でむしろコロナ以上ではなかろうか。こんなのが12時間ぴったり続く。昼になり、やっと動けるようにはなってきたもののまだまだ体調は芳しくない。徐々に回復傾向をみせさらに12時間後、つまり丸一日たったころ完全に元に戻った。ワクチンが腕時計をしているかの如く、きっちり時間単位で正確な反応。
副作用出たことのある人は、2度とワクチンを打ちたくないというのもわからなくもない。
「まとめ。」
本当に参った。
コロナなんだか、副作用なんだか、結局辛いのは免れない。あらためて、コロナ禍というものに巻き込まれた体験だった。ただあれだけ苦しい思いをしたのだから、抗体は完璧に出来上がっていると信じている。
4回目打つかと聞かれたら、もちろん「打つ!」と答えるだろう。副作用を求めて打った3回目なんだから、つらかったからって4回目を避けるわけにはいかんでしょ~
あくまで、自己判断でお願いします。
P.S.
副作用で苦しんでいらっしゃる方々、大変かと思いますが前向きにコロナに向き合っていきましょう。