
【サンシャケ#98】セミの噺。
ルアーメーカー《ima》ディレクターの “アイマD” です。
"サンシャケ" では僕のフィッシングライフのワンシーンをゆるめにピックアップ。
今年はセミが少ない。
なにやら空梅雨と酷暑の影響で羽化に苦戦して、活動も控えめになっているようです。
そうそうセミといえば、
僕たち日本人は虫の音を「声」と捉えている数少ない民族だそう。
欧米では単なる「騒音」に聞こえるようです。
思えば、
虫が鳴いていても僕は眠れる。
セミの種類も聞き分けられる。
もっといえば跳ねたのがコイなのか、ボラなのか、シーバスなのか音を聞けばわかる。
おっと、それは釣りびとの特殊能力か。
とにかく、
自然の音は大切です。
ときに癒しになったり、気づきになったり、
逆に無心にさせてくれたり。
まだ釣りたいとなかなか竿をしまえない夕方、
サギの「アー」を聞くと帰れるものです。
環境変化でセミの声が聞きづらくなるのはつまらない。
自然に身をおく釣りびととして、僕にできること、考えてしまう夕方です。
「アー」...
フィニーッシュ。

エモめ。