小三治ばなしからひとつ。
「昭和元禄落語心中」なんて漫画のおかげで、若い子たちが落語に注目！新宿末廣亭が賑わってるらしいって話からもう数年。その後も街には「渋谷らくご」なんて初心者向けの落語会がやってたり落語を気軽に聴ける場所が増えたりしてるようで、どうも一時の気の迷いなんかで終わらなそうな雰囲気。
GOB世代はほとんどが昭和生まれ。昭和から平成へ変わり、エンタメから何から新しいものが生まれては消え生まれては消え、いまの年号は令和ときたもんだ。空白といっちゃあ失礼だけども、ここいらの世代で落語好きって言うのはおじいちゃん子か数奇者かってもの。
何周回ったかわからないけど、日本の伝統芸能が再注目されてる今が、興味を持って聴いてみる絶好のタイミングじゃないかって時にこんなお話。
昨年、急逝した人間国宝、柳家小三治の昭和・平成の名演がまとまったCD BOX「昭和・平成 小三治ばなし」に収録されてる23演目の中から、オススメの「千両みかん」「馬の田楽」「がまの油～一眼国」「たちきり」の４演目が随時視聴できるようになってる。
名人芸をタダで聞けちゃうってのも大変ありがたい話なんだけども、解説文があわせて読めるのが嬉しい。なんでもそうだけど、好きな人から楽しみ方とかを教わりながら入ってくのと、一人で黙々と向き合うってのじゃ間口が違うからね。（個人差あり）
でも、そういった意味じゃ注目どころをしっかり抑えて、没頭していくうちに自分なりの楽しみ方も広がってくってのは間違っちゃない話。
この貴重な機会に、「珠玉の名演」を御堪能してみよう。
昭和・平成 小三治ばなし
otonano／来福レーベル【「昭和・平成 小三治ばなし」特設ページ】：https://www.110107.com/s/oto/page/kosanji_SH?ima=1526
演目音源 公開スケジュール：
・2/４～10 「千両みかん」全編
・2/11～17 「馬の田楽」全編
・2/18～24 「がまの油～一眼国」全編
・2/25～3/3 「たちきり」全編
※すべての演目音源は、全編公開期間が終了次第、一部のみの試聴となります。
