【発光からの発酵帯…！？】

GOB編集部の "キニナル―" を、独断と偏見でお届けする【G-weekly】。
今週の『G』は、"発光からの発酵帯 ...！？"

都内を歩いていると〜
どこもかしこも人、人、人。

訪日外国人数は過去最多なんて耳にするし。
確かに、気づけば日本人ボクだけ...
なんてシチュエーションも珍しくなぁーい...(￣◇￣;)

ふと思う。
パンデミックによる都市封鎖によって〜
世界各地の『街』から人が消えた...あの空白のときを。

《今までの当たり前は、当たり前じゃない》
誰もがまざまざと思い知らされた3年と数ヶ月。

ありきたりな "日常" と、
ありきたりな "自分" に感謝できるって。

完熟フレッーシュな状態から〜豊潤に《発酵》が進み、人として "旨味" が増しているってことなのでは...！？

ふふふ
キニナルだろぉ〜（笑）

今回紹介するのは、ヴォーカリスト『ハナレグミ（永積タカシ）』がコロナ禍の不安な時期に制作したアルバム《発光帯》でございます。

このアルバムの表題になっている"発光帯" という楽曲は、レキシの池田貴史が作曲・クラムボンの原田郁子が作詞を務めたコラボ曲👏

気になるタイトル名。

永積がコロナ禍に実家の近くで写真を撮っているときに、古びた街並みや昔と変わらないものを〜ただ懐かしむのではなく… "今" という時間が並列で輝いているものとして感じられた事から『発光帯』というフレーズが浮かんできたのだと言う。

歳を重ねることを〜
老いていくと捉えるか、満ちていくと感じるか。

日々を粛々と生き続ける....
それはつぎの次元に輝き出ししている状態ッ✨

発光すれば、発酵がすすむ ww

自分ていう『現在地』を大切に。
今を楽しめてこそ "Good-Old-Boy" ！！

今週も前向きに。
グッデイ👍

【ハナレグミ - 公式サイト】
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【ハナレグミ - 公式Youtube】

『発光帯』
作詞：原田郁子 / 作曲：池田貴史

あてもなく あの町へ
あの店の方へ 何年ぶりだろう

埃っぽい看板 窓枠
人気のない路地 おしっこの匂い

まるで映画のワンシーンみたい
時が止まる 巻き戻る 重なる
あまりにも静かに

幻さえ 心残りで
戸惑うまま ずっと立ち尽くしていたの？
いつかの夜が ふと押し寄せる
幽かな痛みとなって

嫌が応にも あの頃が
あのダサダサな 自分が蘇る

イラついてて ひねくれて
負けず嫌いで 自信がなくて

まるで映画のワンシーンみたい
時が止まる 巻き戻る 重なる
あまりにも静かに

幻さえ 心残りで
戸惑うまま ずっと立ち尽くしていたの？
いつかの夜が ふと押し寄せる
幽かな痛みとなって

憧れ追いかけて 全然追いつかなくて
振り返ることだって 照れ臭くて嫌で
いくつも諦めて 置いてかれそうになって
それでも今 ここに 大切なものがある

そして僕は 自分ていう「現在地」
ワイドアングル 上へ上へ

幻さえ 心残りで
戸惑うまま ずっと立ち尽くしていたの？
いつかの夜が ふと押し寄せる
幽かな痛みとなって