
第二百十四話 ゲームショー
毎週日曜日は『じろうの道草』コラムの日。
今回は、週末に催された『TOKYO GAME SHOW 2025』の話をさせてくださいませ。
それではどうぞ。
「お祭り。」
数週間前、ラジオからゲームショーがあるという言葉が耳に入ってきた。
日本の誇るコンテンツのひとつ、ゲームの祭典とあらば見てみたいという衝動に駆られる。早速チケットを取るためにサイトを訪れるも、土曜日はすでに完売。日曜日も残りわずかとなっており、誰と行くかなどお構いなし、急いで2枚チケットを申し込む。
息子を誘ったけど、出無精な彼の反応はイマイチ。どちらにしてもひとりでも行くつもりだったが、3日前に「やっぱり行ってみようかな」という思いも掛けない返答があり、一挙に楽しみが倍になった。こうなったら、しっかり計画を立てたくなる。オープンすぐは人で溢れるから1時間おくれにしようとか、道すじや駐車場を調べたり、終わってからなに食べようかなど、いろんなケースを想定した旅のしおりを描いておく。
当日、予定どおりに到着したものの、並んでいる人は1000人以上、、、並びが苦手な自分とさらに並べない息子。ワイヤレスイヤホンをシェアして、YouTubeで気を紛らわす。思いのほか進みが早く、15分程度で入場できたことにひと安心。流れのまま会場に進むとそこは日本最大ゲームショー、メーカーのチカラの入れようはハンパない。体験してもらうためのゲーム専用PCがブース内に何十台も並んでおり、それをやるための並びもすごい。また、ゲームのキャラクターそのままに、完璧な衣装にメイクのコスプレーヤーたちがブースを彩る。ゲームの世界をセットで作り込んだブース、ゲーム大会をやっているブース、見たこともないキラキラ光るPC機器メーカーなど、ゲームの最先端がそこにはある。
幕張メッセ全館の巨大スペースにも関わらず、お祭りを盛り上げるための演出かと思うぐらいとにかく人だらけ。ここにきている人たちは、俗にいう”ゲームガチ勢”がほとんど。ゲーム大好きな人たちばかりが一堂に集まるなんて、それはそれは勝手にパワースポットができあがる。両日合わせて26万人以上の来場者、とにかくみんな楽しそう。
たまにはこんなイベントにいってみるのもいいものですね
「まとめ。」
好きなことがある
ひとつのことに没頭する
どうあれ、本人にとっては幸せなこと。
手を替え品を替えコラムで綴っているとおり、”オタクリスペクト”は変わらない。アニメであれ、アイドルであれ、もちろんゲームであれ、とにかく自分が好きなことを持っている人はおもしろい。好きを見つけられるのも才能だし、探究心もしかり、好きを長く続けるのもそう容易なことではない。
ないものねだりかもしれないけど、とにかく尊敬してしまう。
ブレない心って、どうやったら手に入るのですか?
それではまた来週!
