第八話 点を結んで、線とする。

第八話 点を結んで、線とする。

最近の『じろうの道草』コラムで昔話が続いたこともあり、未来にについて書いてみたいと筆を走らせてみる。
過去の出来事はそのままを書けばいいのだが、まだ起こっていないことはどうしたらいいのか。

とりあえず書く。



「昨今。」

2021年ももう終わり、ここ数年で世間はゴロっと変わったと実感する。
わかりやすいところでいうと、お店で買ってたモノがネットショップでの買い物に。また、NetflixやAmazonプライムのような定額でサービスが受けられるサブスクもあたりまえ。ユーチューバーやインスタグラマーなんていうのも、ここ数年で認知されてきた。人との出会いもアプリでできるようになるなんて、日進月歩、時代はものすごいスピードで進んでいる昨今。

今まで生きてきた中でも最強最速、目を見張るものがある時代の変化。
これだけいろんなことが生まれ、かつてのものが崩壊を繰り返す。コロナのような突発的なものまであるし、長期的な未来どうなるかなんて予測できるわけがない。

だからといって、疲弊しても仕方がない。
まずは生活にどう良いモチベーションを持ち込めるか、が目先の重要ポイント。



「幸せ、倍増計画。」

場所」「時間」「誰と」が明記されたスケジュールを見るたびに、道順、時間配分、話す内容などが頭の中を駆け巡る。また、トラブルなどに振り回されることが多い職柄もあり、気が休まることがない。

予定を入れること自体重く捉えがちで苦手なボクだが、最近やっと克服してきた兆しがみえる。

予定を入れようが入れまいが、やらなきゃいけないことがなくなるわけではない。どうせ時間は流れていくし、ほかのことができなくなるわけでもない。いまさら気がつき、予定に自分をコントロールしてもらうことに充実感を覚えるようになってきた。

仕事の隙間にホッとするような予定が入っていると、反作用が働いて、幸せな気持ちが倍増することもわかった。勝手に忙しぶってる、自己完結気味な幸せ倍増計画



「ボクには予定がある。」

クリスマスに公園で花火をする。
これは去年から始まった。浅草橋にある花火問屋『長谷川商店』は、1年中やっている。見たこともない花火が店の棚を覆い尽くす。おすすめは、置いて吹き上がる<噴出花火>。足を運んで選ぶ行為そのものがすでに楽しい。
冬は空気が澄んでいるから、花火の光を鮮明に映し出してくれる。人もほとんどいないし、蚊に刺されることもない。しっかりバケツに水を入れて、花火のできる公園へ。冬の深い暗闇を彩る花火も美しい。

ゴルフへいく
実兄が催しているゴルフコンペ。オンシーズンであれば月に一度開催される。ほかにも、30年ぶりに中学の同級生から連絡がきたかと思えば、ゴルフのお誘い。いまでは月イチペースで会うようになった。それとGOBの副主宰を巻き込んで、11月に初めてゴルフ場に連れていく。

流木のアク抜き
水槽を一新したこともあり、カタチのいい大きな流木を手に入れた。よく目にする流木だが、このまま水槽に入れてはとんでもないことになる。流木は、水に入れると翌日には濃い紅茶ぐらい水は濁る。水を入れ替え続けて、やっと水槽に入れられる状態になるまでは、3ヶ月~6ヶ月かかる。早くレイアウトしたいな〜

靴をオーダー
パリに行くたびに必ず寄るところがある。
ANATOMICA>のパリ本店は、世界中の<ALDEN/オールデン>ファンが集まるお店。ここ以上の品揃えはブランドの旗艦店でもあり得ない。探しても見つからない靴がなぜかあったりするし、オーダーしても通常2~3年かかるところ、1年みれば大半のものが手に入る。自分に合わせたものなら、スニーカーより疲れない<ALDEN/オールデン>の革靴。数年前から行くたびに1足オーダーしては、また訪れたときに履いて帰る。
これもひとつの楽しい布石。

父との将棋
会うたび、ふたりで何時間も将棋盤とにらめっこ。この歳になって、こういう時間が幸せだと感じる月イチの楽しみ。



「小さいものをコツコツと。」

どんなことだっていい。
ちょっとした楽しみを、数週間〜数ヶ月単位で入れていく。
それに向けて、準備したり練習したり。

こういう近未来の楽しい『』を励みに生活してたら、あっという間に1年が過ぎていく。
余計なことを考えず、どんな小さい『』でもいいから、意識して日常を過ごす。

目の前の小さな楽しみだけを拾っていけば、未来にも過去にも道ができてる。
これが、タイトルの『点を結んで、線とする。』。


「まとめ。」

今日が明日をつくるんだ~♪
<BABYMETAL>『Road of Resistance』(06:32)の歌詞にもあった。

未来ばかり見ていても、予定通りいったためしはないし、難しすぎてどうなるかなんてわからない。

極力、ネガティブな感情を持たないように。
いまは、普通でいられることに感謝をしたい。

先日、突如勃発した歯痛のおかげでこんなことを書いている。

ボクの話

道草次郎 物書き
執筆活動を中心に、ディレクションからモノづくりなどにも取り組むマルチプレーヤー。
本サイト内『じろうの道草』で、コラムも担当する。
素性は如何に。
ミスター・アウル
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