『コロンビア』 SE-8
なんとかわいいシルエットなんでしょう!
そもそもこれは一体なんなのか。
こちらは、70年代に日本コロンビアから発売された『COLUMBIA PORTABLE RECORD PLAYER SE-8』。略すと、てんとう虫をモチ ーフにした昭和レトロなポータブルターンテーブル。
『一目惚れ。』
たまたま入った雑貨屋さんの片隅にこの<てんとう虫>がいた。
置物かなにかかと思ったら、蓋があいてレコードプレーヤに大変身。同じくコロンビアから出ていた『GP-3』という型のプレーヤーを持ってはいたものの、こんなのがあるとは知らなかった。そもそも赤と緑の2 色が発売されていたようで、緑のほうがレアらしい。調べたところ、幻の黄色やオレンジもあるらしいが、こちらはあくまで噂の領域。
完全に一目惚れ。 店員さんに言って、即購入。なんなら、全色揃えたい。
『懐かしワード。』
33回転と45回転の切り替えが可能で、シングル・ドーナツ盤・LPまでかけることができる優れもの。子供向けに作られスピーカーも内蔵されていることもあり、雑誌などの付録でついていたソノシートをすぐに聴けるというのも楽しくて喜んだことだろう。
蓋の裏にはドーナツ盤用のアダプタが取り付けられるようになっていて、これまた気が利いている。コードも取り付けではなく収納できるようになっており、さらに電池でも利用可能。これぞ使う人のことを考え抜いた開発力に「脱帽」のひと言。
レコードを知らない世代からしたら、訳わからないワードだらけだろう。
いまさらレコードプレーヤーを買ってアンプやらスピーカーやらとなると、まあまあ時間もお金も手間もかかる。個人的には大好きだけど、まずはそこまで仰々しくする必要もないので、そういった楽しくレコードと遊びたい方にはオススメの逸品。
置いといても良し、子供と一緒に楽しむも良し。休日、音飛びしながら聞こえてくる懐かしのレコードに浸るのもなかなかイイもんすよ!