『VANS』 sk8-hi
考えてみたら人間て人生で靴を履いてる時間結構長い。
だからか、靴にはその人の個性が強く出るような気がして。
趣味だったり、性格だったり、思想だったり。『あいつといえば、あの靴』みたいなのもあります。僕といえば多分《VANS》と答える友人が多いはず。なかでもsk8シリーズは、シンプルでラフに履けていろんなスタイルに合う。結構お手頃だし、今じゃどこでも売ってる。僕の人生にかかせないスニーカー!
初めて《sk8-hi》と出会ったのは
僕が小学生のとき。
1990年代なかば、ストリートに押されつつもクルーザーデッキがまだ入り混じってる頃。僕のクラスではスケボーに乗っていることが当たり前でした。もちろん僕も。いつもずーっと一緒にいた一番気があう友達のお父さんが先生。この人は僕の中で『Good,Old-Boy』と聞いて、最初に頭に浮かぶ3人のうちのひとりで、日本初のプロスケーター。今でも僕のスケートヒーローです。
いつものようにスケボーを習っていると、目に飛びこんできたのは『左右色違いのスニーカー』。
オフホワイトのボディに赤のストライプが入った片方と、同じボディに青のストライプが入ったもう片方。"なにこれ!かっこいいー!" と一目惚れ。80年代、渋谷のスケートショップで働いていた先生が、VANSのカスタムオーダーで購入したとのこと。『ホントは外側と内側のストライプの色を変えたかったんだよね〜。』英語が伝わらずに左右違う色になってしまったけど 、『これはこれでいっか。』と大事に履いてるようでした。
そのノリも含めて憧れてしまった僕。
これが僕と《sk8-hi》との出会い。
やっぱりUS。
以来僕はスニーカーを買うならまず "sk8シリーズ" をチェックするようになりました。当然、左右色違いのものは買えないけど。あの頃憧れたUS製の《sk8-hi》。
数多く発売されるsk8シリーズの中でもUS企画の復刻モデルとか、アナハイムファクトリーのコレクションだとかを選んでは沢山ストックしてます。もちろん街中での釣りとかボートの釣りとか、フィッシングシーンでも活躍中。
先生はもう70歳を越えた。
最近会ってないけどまだ履いてるんだろうな "VANS" 。僕もこれからもずっと履いていくでしょう。
OFF THE WALL。