デイヴィッド・ウィリアム・パーシヴァル /  David William Percival
ボクのヒト
#034
『アーティスト業だけで食べていけるっていうのが理想だね!』

デイヴィッド・ウィリアム・パーシヴァル /
David William Percival

Q. 年齢
58歳
Q. 職業
アーティスト・デザイナー・俳優・リサーチャー
Q. 必需品
『Fultonの長傘』

Fultonの傘はエレガントで機能的。
折り畳めばステッキのようなスリムなデザインで気に入っているんだ。
もし壊れたら工場まで押しかけて新しいものを即オーダーするよ。

どんな大人になりたい?

アーティスト業だけで食べていけるっていうのが理想だね。

もし魔法が使えたらどうする?

魔法の絨毯で空を飛びたい!

タイムスリップできるなら、どの時代へ、何をする?

1920~30年代に行ってみたいね。
この時代のアートや建築が好きなんだ。

あなたにとって女性ってどんな存在?

人には性別に関わらず良し悪しがあると思う。
僕ははヘテロセクシュアル(異性愛者)だから、女性の見方も普通と違うのかもしれないね。

最近、感動した出来事は?

Sotheby's(サザビーズ)で観た《フレディー・マーキュリー》の壮大な所有物コレクション。

休日の過ごし方?

デザインに関わるものを観にったり、アート巡りをしているよ。

いまの悩みは?

お金!ロンドンの生活費は本当に高い...

自分の中の強みって何?

審美眼。

好きな言葉は?

" A picture paints a thousand words."(1枚の絵は1000の言葉に値する)
この言葉にインスピレーションを得て『Discuss』というタイトルで作品を制作したくらいだよ。

好きな映画は?

2002年スティーブン・スピルバーグの『Catch Me If You Can』
2011年デイヴィッド・フィンチャーの『The Girl With The Dragon Tattoo』
僕の2大フェイバリット映画だね!

あなたの一曲は?

La Pageがアレンジした、Radio Head原曲の『Pyramid Song』
すごく美しいオーケストラバージョン。

100万円もらえたら何に使う?

スリーピースのデニムスーツを仕立てるね!

最後の晩餐に何食べる?

ちらし寿司!
妻が日本人だから、日本の食べものはが好きなんだ。
餡こだけは苦手...理解できない(苦笑)

あなたの誇れることはなに?

1999年に、妻と一緒にファッションブランド『A’N’D』を立ち上げたこと。
残念ながらブランド自体はすでに終了してしまったけれど、ブランドのインスタアカウント(A'N'D archive)に時々アーカイヴをアップはしてるよ。

あなたが思う、GOB(Good Old Boy)とは?

『007』で 銃を持っていないときの、ダニエル・クレイグ演じるジェームス・ボンドかな(笑)

【Instagram】@dw_percival
【A'N'D archive】@azumianddavidarchive

編集後記


丸メガネと口ひげがアイコニックなデイヴィッドさんと初めて出会ったのは、ファッションスナップを行なっていたとき。どこかジャパニーズで紳士的な着こなしが格好良く声をかけた。

話を聞いてみると、やはり奥様が日本人で更に二人でファッションブランドを立ち上げ、数々の日本のファッション誌にも取上げられていたのだそう。

今回の取材には、デイヴィッドさんが仮住まいしている友人所有宅というアパートの一室に招き入れていただいた。ここに住む以前は、近所のアトリエスペースに住み込んでいたという話から、ザ・ロンドンのアーティストなライフスタイルが伺える。

アーティスト・デザイナー・俳優・リサーチャーetc…多くの肩書きを持つデイヴィッドさん。アート製作のかたわらデザインや俳優業をこなしているが、やはり目指すのはアート一本で生活できるようになること。この部屋も自身で製作したアート作品でいっぱいだ!

彼の生み出すモダンでコンセプチュアルな作品は、言語や言葉を駆使したものが多い。
また、流石ファッションブランドを持っていたというだけあって《アートとファッションの融合》も得意なのが伺える。90年代にデザインしたという "紳士靴ブックショップバッグ" など、そのシュルレアリズムな作風を披露してくれた。

濃紺のデニム・オン・デニムという素敵な装いで、イングリッシュ・ティーを飲みながら取材に応じてくれたデイヴィッドさん。温厚な口調ながらも、その中に秘めた『アーティストとして成功する】という確固たる熱意が伝わってくる。

いつまでも夢を追いかける姿勢!!
それが "Good Old Boy" らしさなのかもしれない。
ミスター・アウル イメージ

ロンドンのヒト

撮影・編集:柳田愛子
ロンドン在住フォトグラファー&ジャーナリスト
オンラインのコーヒービジネスを経営する傍ら、ファッション&カルチャー誌向けに写真撮影&執筆活動を行っている。

《Instagram》
@aikoyanagida
@therightroast
ミスター・アウル イメージ
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ボクのヒト

																		  歳を重ねないと、出せない格好良さがある。
																		  シブさ、洒落っけ、奥深さ。
																		  まるで珈琲のようだけど、どう生きてきたかをあらわす無二の表情。
																		 『ボクのヒト』は、人生の物語りなのである!