ヴァンソン・スールリ
ボクのヒト
#010
『また繰り返しちゃうけど、僕の情熱!』

ヴァンソン・スールリ

Q. 年齢
47歳
Q. 職業
中古レコード店 マネージャー
Q. 必需品
『70年代ヴィンテージ ナイキ コルテッツ』
この型だけで少なくとも15足は持っているんだ!
NIKE

どんな大人になりたい?

幸せで充実感あふれる大人!

僕もすっかり47歳になったからね。子供の頃に抱いていた野心から自分が遠くないところにいることも願うばかりさ。音楽の世界で働くことを夢見ていたように、20歳からその世界にどっぷり浸かっているんだ。

それはDJであったり、エキスパート、コレクター、音楽イベントのオーガナイザー、etc…..
最近じゃ、このレコード店のマネージャーであり、音楽関連のグラフィックデザイナーもやってるよ。

もし魔法が使えたらどうする?

僕のすべての夢を実現すべき超能力を持つこと。
イモーテル(不滅)ってのもいいな。
時空を超えた旅も。

タイムスリップできるなら、どの時代へ、何をする?

古代エジプトに探索しに行くかな~。
あるいは大洪水が起こる前の時代かな。

すべてのことが真実なのか、または単に伝説なのかを見に行くんだ!我らの未来に宇宙征服がどうなるか? または、最終的に、地球外生命体の到着! も見に行きたい。

あなたにとって女性ってどんな存在?

幸福、愛、人生……。

中古レコード

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最近、感動した出来事は?

感動というのはなく、本当に驚いたことは、この新型コロナウィルスとそれに関わるすべてのことだろう。
これほどまでに多くの時間とエネルギーを費やすなど信じがたかったことだろう………

休日の過ごし方?

妻が生産事業に関わっているから、家族の管理能力が素晴らしく高いんだよ。
バカンス、外出、人に会うこととか。彼女におまかせさ!

いまの悩みは?

コロナ禍の中で財政はもちろんのこと、自由に関して悩んできた。
特にアメリカN.Y.行きを延期して、すでに1年の月日が経ってしまった。これは、13歳の息子ミロのためだったんだ。息子はストリートカルチャー、スニーカーとかにパッションを抱いていてね………

自分の中の強みって何?

俺の家族!
ビニール盤/レコード盤

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好きな言葉は?

「LOVE・ラヴ・愛」

好きな映画は?

好きな映画がたくさんあって、特にお気に入りっていうのはないな。難しすぎるよ。でも….『ロシュフォールの恋人たち』『勝手にしやがれ』『女性陛下のダイヤモンド』といったオールディーズ、スパイク・リー、ジム・ジャームッシュ、フランソワ・トリュフォー……、『ファンタスティック・プラネット』のようなアニメも。
最近では『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』を観て、信じられない ! と思ったよ。

あなたの一曲は?

(映画に続き…..)好きな音楽がたくさんあって、特にお気に入りっていうのはないな。難しすぎるよ。
でもソウルミュージックのスペクトルだとディープ、スウィート、クロスオーバーとモダンソウル。そしてスピリチュアル・ジャズ、またはBOPジャズ。

私が大好きなレコードは、ターナー・ブラザーズの『My girl sweetest thing in the world』で、なんと20 年前にオリジナルが手に入ったんだ。さらに僕はARCTICのレーベルのレコードが大好きでね~。バーバラ・メイソン、レ・ザンバサドゥール……ハニー&ザ・ビーズも好きだし、ファミリー・サークルが大好きだ。

なんといっても僕はソウルミュージックのコレクターだからね。

100万円もらえたら何に使う?

旅行とレコードのコレクションだね。

最後の晩餐に何食べる?

いつものように、簡単ながら最高のイタリアン料理さ。
モッツァレラのトレッチァにパルムの生ハム、ママンのパスタにミラネーゼ…。
赤のナチュラルワインをお供に。

あなたの誇れることはなに?

僕の家族と、また繰り返しちゃうけど、僕の情熱!

あなたが思う、GOB(Good Old Boy)とは?

GOB=ベスト・フレンド。僕のPal’s(ビ二ール店)はGOB!! 我らと一緒に時間を過ごすのが大好きさ。それは音楽を聴いたり、話をする、笑う……もちろん一緒に飲んだり、食べたり!
http://www.palprod.com

中古レコード

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編集後記

中古レコードコレクター、フランソワ(#008で紹介)が通う、バスティーユからほど近い下町の小さなヴィンテージ・ディスク屋のマネージャーがこのヴァンソン。

「とにかくソウルミュージックが大好きなんだよ。ソウルを知らないと40, 50年代を語ることはできないし、そもそも音楽は語れないよ」と、開口一番。音楽の話をしだしたら、マシンガントークだ。よくも次々とこれだけたくさんの言葉が出てくるものだ……と感心する。DJでフランス国内だけでなくヨーロッパを飛び回っていたそうだが、コロナ禍ではそんな機会も少なくなったと淋しそう。とはいえ、今、この瞬間、この店でディスクに触れて、音楽に囲まれていることは彼にとって幸せの極みなんだ!と伝わってくるほどいい顔をしている。我々の世代にありがちな懐古的思想……ヴァンソンはその思いが殊の外強く、「ヴィンテージがすべてだ」という。ディスクに限らず、店の内装、家具、服装に至る日常生活のすべてがヴィンテージというヴァンソンは、緑の壁が70年代風の店内で、たくさんのディスクに囲まれ、70年代のナイキのコルテッツが似合ってた。今、私の目の前に、まるで少年のようなGOBがいる!
ミスター・アウル

パリのヒト

撮影:吉田タイスケ
写真家、フランス在住。ライフスタイルを中心に、主にエディトリアル 分野で活動中。
犬猫と現代アートが好き。著書に吉田パンダ名義で「いぬパリ」 (CCC メディアハウス)。 長年住んだパリを離れ、三年前からノルマンディー地方で田舎暮らしを始めている。
趣味はキャンプとピアノ。愛車はフォルクスワーゲンT3ヴァナゴン1986。


編集:横島朋子
パリ在住ジャーナリスト&コーディネーター
ガイドブック、ファッション雑誌、タレント本、TVなど多岐に渡り活動。

Instagram
@tomokoyokoshima
@presse_parisienne
ミスター・アウル
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ボクのヒト

																		  歳を重ねないと、出せない格好良さがある。
																		  シブさ、洒落っけ、奥深さ。
																		  まるで珈琲のようだけど、どう生きてきたかをあらわす無二の表情。
																		 『ボクのヒト』は、人生の物語りなのである!